きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

467. 規定改定に関すること

『勝手に語る』の方でも少し記載したが、本日の『琴ノ若石浦』の取組後に気になる点あった。

まず取組後の状況を振り返ると、石浦が土俵下でうずくまり、立ち上がることが出来ない状況にあった。

そしてこの状況に陥った場合、本来ならばこの段階で石浦を土俵に上げずとも琴ノ若の勝ち名乗りを行っていただろう。

しかしその素振りが全く見られず、結果的に石浦が介助してもらいながら立ち上がり、花道へ下がってから琴ノ若の勝ち名乗りが行われた。

これに関して解説の舞の海も疑問を抱いていたが、立浪親方が『今場所から負傷した力士が立ち去ってから勝ち名乗りを行うようになった』と説明していた。

要は規定改定と言えるだろうが、これに関して気になる点があった。

規定改定自体には特に思うことはないのだが、私が思うのはこういった改定事項関して事前にファンにも伝わる形式を取っては如何なものかということである。

昨年九州場所貴景勝逸ノ城』の取り組みで、逸ノ城が勝ったように見えたが物言いがつき、取り組み途中に逸ノ城貴景勝の髷を掴んだということで、行事軍配差し違いとなった。

これに関しても『判断が曖昧な場合、とりあえず最後まで相撲を取らせる』という規定があったようである。

そもそも行司は髷掴みに関して軍配を上げることは出来ないため、勝負審判が判断を下したという点は何ら文句はなかった。

しかしこれに関しても『最後まで相撲を取らせる』という規定を認識していないファンは多く存在したようである。

そして遡ること髷掴みに関しても一昔前は『故意に掴んだかどうか』が問題点となっていたが、現在は『故意』という文言を削除している。

これはもう浸透している規定だが、協会がファンに向けて公表したことはなかったのではないだろうか。

この辺りは定かではないが、とにもかくにも協会は規定改定に関してもっと公にした方が良いと思う。

近年脳震盪の問題が数多く出ているが、これに関しても規定改定は行われているし、迅速かどうかは別として、ストレッチャーを準備するなど、対策案は練られている。

こういった事をもっと公にすることで、悪い噂ばかりが飛び交う協会でも『改善しているところもあるんだ』と認識させることが出来ると思う。

話がごちゃ混ぜになってしまったが、本日の琴ノ若石浦の取り組みを見て感じた出来事である。

しっかり公にすることは協会にとってプラスに働くことだと思うのだがはてさて。