きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

277. 2021年大相撲初場所展望

新年の幕開けとなる大相撲初場所が明日から初日を迎える。

横綱が3場所連続休場となり寂しいところだが、場所の焦点となるのが綱取りに挑む貴景勝だろう。

先場所のように冷静かつ自分の間合いで押しに徹することが出来れば良いだろうが、対戦相手も研究してくるためどうなるか。

また安易な引き、いなしに頼ると苦戦を強いられるだろう。

迷うことなく自分の相撲に徹することが出来るかどうか注目である。

朝乃山、正代の2大関は角番で新年を迎える。

朝乃山は怪我さえ癒えていれば安定感があるため、角番脱出は問題ないと思うが、優勝争いを考えたときどうか。

何度か記載しているが二桁勝つ力量、安定感は十分だが、爆発力は欠けている。

怪我もあり、右四つの精度が向上しているともやや考えにくい面もあるためどうか。

正代は大関としての経験値がほぼ0の中角番となってしまった。

昨年から見られる立ち合いからの圧力を活かした相撲を取ることが出来れば角番脱出も問題ないと思うが、先場所4日間の相撲を見るといまいちしっくり来ていない様子であった。

初優勝した場所もそうだったが、立ち合いで勝負を決められなかったときの対応が鍵となるだろう。

朝乃山、正代ともにとにかくまずは角番脱出を果たしてほしいところである。

東関脇へ番付を戻した照ノ富士だが、今場所も13勝以上ならば大関復帰も夢ではないだろう。

とにかく強引な相撲だけは避けて、左前ミツ狙いの緻密な相撲を取ることだろう。

15日間力を発揮すれば、両横綱不在の今場所も優勝候補に挙げられるだろう。

注目の若手力士である琴勝峰は上位総当たりの地位であるが、立ち合いからの圧力及び攻めの相撲がどれだけ見せられるかどうか。

先場所も上位と割が組まれた中見事勝ち越しを果たしたが、どちらかと言えば身体の柔らかさを活かした土俵際の逆転勝利が多い印象を受ける。

基本的には組んでも良し離れても良しである力士のため、もっと攻めの相撲を見せてほしいところである。

そして上位相手にそれがどれだけ通用するのか楽しみである。

新型コロナウイルスの影響もあり、休場力士が多数であることは残念だが、出場する力士の力戦奮闘を楽しんでいきたいと思う。

優勝予想をするならば、先場所同様照ノ富士を優勝候補の筆頭とし、そして場所を荒らすキーマンとなるのが高安だと思っているがはてさて…