きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

278. 2021年初場所初日を勝手に語る

本日より大相撲初場所が初日を迎えた。

場所前だけでなく現状を踏まえても開催は如何なものかという意見も多数寄せられており、果たして15日間無事に開催することが出来るのかという不安もある。

ましてや場所中に力士が感染した場合、場所は中止になると思うが、その際成績はどのように反映されるのか等、問題は山積みである。

それでも開催された以上、私としては全力で応援するだけである。

今場所も15日間、勝手に語っていこうと思いますのでよろしくお願い致します。

さて場所に目を向けると、今場所最大の焦点となる貴景勝は、初日から因縁の相手とも呼べる御嶽海と割が組まれ、痛恨の初日黒星となった。

立ち合いの当たりもやや弱く、その後の突きの威力も弱かった。

御嶽海が引いてきたところを攻め切りたいところだったが、結局御嶽海に回り込まれて良いところなく攻められ敗れた。

初日から強敵と組まれ、さらには綱取りの重圧等様々な事が交錯してしまって身体が動かなくなってしまったのか。

いずれにせよ重要な場所の初日で躓く形となった。

過去に千代の富士は綱取りの場所で初日敗れ、最終的には優勝を果たして横綱へ昇進したが、貴景勝は気持ちを切り替える事が出来るかどうか。

一方御嶽海だが、久々に昇進を狙う力士の邪魔(?)をする菅田をみたような気がする。

ここ2場所は存在感が全くないと言っても過言でなかったため、新年の初日良いスタートを切ったことで奮起してほしいところ。

如何せんこの力士は15日間総合しての力量が不十分であるため、ここから崩れることも十分想定内であるがはてさて。

角番の両大関は明暗が分かれた。

正代は北勝富士相手に完勝。
立ち合い踏み込めているわけではなかったが、すぐに左を差すことが出来たため、そのまま寄り切る事が出来た。

大関としての経験値がほぼない中、角番の初日に攻めの相撲で白星を挙げることが出来たのは何よりだろう。

そしてもう一人の角番朝乃山は、かつての苦手である大栄翔に完敗。

胸を出すだけで全く足が出ていない。

正直何をしたいのか全くわからない一番だった。

怪我云々よりも稽古不足が露呈されたような一番である。

まだ初日のため巻き返しは十分可能であるため、とにかく自分の型に持ち込んで白星を挙げたいところ。

大関復帰を狙う照ノ富士は琴勝峰を圧倒。

琴勝峰としてはまともに組んでは勝てないと判断し、突き放していったが、照ノ富士の圧力が強烈だった。

まだ初日であるが、圧力をしっかりかけ、足も出ているため、照ノ富士の状態は良さそうである。

もう一人の関脇 隆の勝も初日白星スタート。

右を巻き変えにいったところ宝富士に攻められたが、うまく回り込んで対処した。

この力士も昨年から力を付け、上位圏内でも連続で勝ち越しを果たしているため、今場所も注目である。

以前記載したが、膝の状態は本日の相撲を見る限り問題ない様子だがはてさて。

明日の注目の割は
貴景勝ー大栄翔』
照ノ富士ー阿武咲』
この2番である。

貴景勝としては初日からの連敗だけは絶対に避けなければならない。

思いっきりいける相手であると思うが、安易な引き、いなしに頼ると痛い目を見る可能性が高い。

本日の敗戦を引きずることなく、自分の相撲に徹することが出来るかどうか。

とにかくまずは初日を挙げることだ。

照ノ富士は難敵の阿武咲である。

先場所は問題なく退けたが、2場所前は逆に豪快に押し倒されており、さらに阿武咲は初日高安相手に完璧な相撲を取った。

強引に引っ張り込むような相撲を取ると、中に入られ一気に攻められる可能性が高いため、圧力をかけながら冷静に相撲を取ってほしいところである。

横綱不在の中、初日から2大関に土がつくという波乱の幕開けとなったが、まだ初日のため今後の展開は読むことが出来ない。

序盤戦はまだまだ波乱が続きそうだがはてさて…