きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

169. 2020年大相撲春場所展望

明日から『無観客開催』される大相撲春場所が初日を迎える。

注目は大関昇進を目指す朝乃山である。

ここ数場所上位圏内で3場所連続二桁勝利を挙げており、三役で11勝、10勝としているため、大きな期待がかかる。

初日、2日目は隠岐の海、徳勝龍と組まれており、ここ数場所の相撲内容ならば大きな問題はないだろう。

両者ともに土俵際の突き落としが強いため、土俵際に細心の注意を払う必要があるだろう。

序盤で流れを作って弾みをつけたいところ。

休場明けの両横綱も注目である。

第一人者 白鵬はここ数場所軽さが露呈される場面も多いが、場所中に流れを作るのがうまい百戦錬磨のため、序盤戦が鍵となるだろう。

初日、2日目は遠藤、大栄翔の追手風部屋の2力士である。

先場所は遠藤、先々場所は大栄翔に不覚をとっているため、油断ならない相手である。

横綱大関』の鶴龍は先場所まで3場所連続休場だっため、今場所も躓くようでは進退問題も浮上してくるだろう。

場所前は絶好調という情報もある中、本場所ではどうなるか。

とにかく悪手である引き、叩きをみせず、序盤を無傷で乗り越えることが絶対条件とも言える。

1人大関となった貴景勝は先場所幕尻に敗れた屈辱をバネにして、今場所意地をみせられるかどうか。

先場所の覇者 徳勝龍は初めて上位総当たりの地位まで番付を上昇させた。

正直2~3勝出来れば良い方ではないかと考えているのだが、先場所千秋楽のような左四つから積極的に攻める相撲を見せることが出来たら面白いかもしれない。

そして先場所活躍して関脇へ復帰した正代は、ここ数場所もろ差しに拘らず攻める相撲が増えてきているため、それが今場所も見せられるかどうか楽しみである。

今場所は『無観客開催』のため、力士のモチベーションにも大きな影響を及ぼすことになるだろう。

そして途中で感染者が出た場合、場所を中止することが決定しているため、その場合の成績はどうするかといった問題もある。

また感染者が出て、その力士が『自分のせいで中止になった』と考えるだろうから、力士へのケアも今まで以上に重要になってくるだろう。

問題は山積みだが、とにかく無事に15日間終了してほしいところである。