昨日も記載したが、ここ数場所割に関しての疑問、不満、愚痴は尽きない。
昨日の続き、そして今後の展望に関して私の考えを記載していきたいと思う。
初場所は2日目が終了した時点で
1敗:正代、徳勝龍
2敗:貴景勝
という展開である。
さてこの中で、14日目、千秋楽の割をどうするのか?
貴景勝の13日目の相手が高安で決定したため、このままだと
『14日目 朝乃山』
『千秋楽 豪栄道』
と割り崩しなく、番付順になりそうである。
しかしこのままでは、徳勝龍が役力士との対戦が組まれずに優勝する可能性も生まれてくる。
ちなみに役力士との対戦なしで優勝を果たした力士は過去に『一人も存在しない』。
横綱・大関との対戦が組まれていない優勝でさえ、1968年春場所の若浪以来52年ぶりの珍記録になる可能性がある。
本日豪栄道が負け越しを喫した。
千秋楽を7勝7敗で迎えていたならば、千秋楽貴景勝戦を割り崩しするわけにはいかなかっただろうが、その前に負け越しを喫したため貴景勝の割は
『14日目 徳勝龍』
『千秋楽 朝乃山』
という考え方もできる。
千秋楽結びの一番の割は、役力士同士の対戦の方が見栄えが良いだろうからこの考え方としている。
しかし貴景勝にとって豪栄道は『最大の鬼門』とも呼べる相手である。
豪栄道の調子の善し悪しに関わらずそうであるため、この割を崩すデメリットも存在するのである。
では『14日目 徳勝龍』『千秋楽 豪栄道』という割ならば?とも考えられるが、そうなると仮に朝乃山が二桁勝利を果たした場合『貴景勝と対戦しないで10勝』と批判される可能性が高くなるのである。
そのため『貴景勝-朝乃山』の割は崩しにくいのである。
昨日も記載したが、なぜ13日目の『貴景勝-高安』を崩さなかったのか。
ここまでの状況において、最も崩しやすい割だったから本当に不可解である。
私の希望では、3敗までの力士の割は以下の通りである(成績は12日目終了時点)。
成績 |
14日目対戦相手 |
千秋楽対戦相手 |
|
1敗 |
正代 |
徳勝龍 |
遠藤or御嶽海 |
徳勝龍 |
正代 |
朝乃山 |
|
2敗 |
朝乃山 |
||
3敗 |
輝 |
||
輝 |
遠藤 or 御嶽海 |
||
遠藤 or 御嶽海 |
やはり『貴景勝-豪栄道』の割は崩したくないという思いが強かった。
貴景勝は今場所の豪栄道に勝てないようならば、優勝する資格などないと思っている。
鬼門を乗り越えこそ価値ある優勝になるだろう。
そして役力士と対戦なしの徳勝龍だが、やはり最低1人とは役力士と対戦させるべきであり、朝乃山が適任だと考えた。
大関昇進への足固めの場所としたい朝乃山にとって、相手が優勝争い先頭集団の1人とはいえ、格下の力士相手に落とす訳にはいかないというプライドもあるだろう。
しかしこの割の編成では、優勝ラインが3敗力士まで下降した場合、輝と豊山が役力士との対戦なしということになる。
現状星の差2つとはいえ、明日は1敗と3敗の割が2番組まれているため、可能性は十分に秘めている。
そのためもう一つの案としては以下の通りである(上記同様成績は12日目終了時点)。
成績 |
14日目対戦相手 |
千秋楽対戦相手 |
|
1敗 |
正代 |
遠藤or御嶽海 |
徳勝龍 |
徳勝龍 |
正代 |
||
2敗 |
徳勝龍 |
朝乃山 |
|
3敗 |
輝 |
||
輝 |
|||
これにより全員が最低1人は三役以上と対戦が組まれることになる。
細かい所だが、北勝富士のみ対戦相手は変えていないが、対戦順番を変えた理由は、輝の方が豊山より番付上位のため、大関に少しでも番付が近い輝を豪栄道と千秋楽に当てるためである。
協会はどのような割の編成をするだろうか。
徳勝龍には役力士を当てないと、確実に私を含めた相撲ファンの逆鱗に触れることになると思うがはてさて…