きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

94. 別々の力士による連続優勝に関して

久々の投稿だが、本日は大相撲秋場所の番付発表である。

私自身予想と大きくずれた所は、竜電と幕尻付近か。

まぁこんなものと言えばこんなものだろう。

さて今年の大相撲も残すところ2場所となり『年間最多勝』『年間全勝ち越し』などの話題がちらつく所だが、今回は『年間の別々の力士による連続優勝』に関して目を向けてみたいと思う(記録は全て年6場所制となった昭和33年以降)。

今年はここまで
玉鷲白鵬、朝乃山、鶴竜
以上4名が優勝を果たしており、あと2名別の力士が優勝を果たせば『年間最多6名による優勝』ということになる。

ちなみにそれぞれ別の力士6名による優勝を達成したことがあるのは、過去に『昭和47年』『平成3年』の2回だけである。

昭和47年の内訳は
栃東、長谷川、輪島
高見山北の富士琴櫻
以上6名である。

平成3年の内訳は
霧島、北勝海旭富士
琴富士、琴錦小錦
以上6名である。

昭和47年は前年に『北玉時代』の一角を担っていた玉の海が死去し、輪島が頭角を現す前兆の年であり、絶対的な第一人者が存在していない時期だった。

平成3年は千代の富士大乃国の2横綱が引退し、残る北勝海旭富士も休場が多くなり『曙貴時代』の序章とも呼べる年であった。

ちなみに平成3年の名古屋場所が2019年現在『日本出身横綱同士最後の一番』である(北勝海旭富士)。

つまりは『時代の境目』とも呼べる時代である。

今年も両横綱が1回ずつ優勝を果たしているとはいえ、両横綱ともに休場も顕著になってきており、初優勝力士が2名誕生しているため、時代が少しずつ動き始めていることは間違いない。

また上記の通り、今年はここまで4名の力士が別々に優勝を果たしているが、そもそも年間で初場所名古屋場所まで4場所連続別々の力士が優勝を果たした年は、上記の昭和47年、平成3年を除いても4回しか存在しない(昭和36年、昭和43年、平成12年、平成24年)。

そして年度を問わず、別々の力士による連続優勝の最多は、平成2年九州場所~平成4年初場所にかけての『8場所』である(上記平成3年の前後に千代の富士貴花田を加える)。

秋場所は第一人者 白鵬が復活優勝を果たすのか。

それとも鶴竜の連覇か。

はたまた新たな力士の優勝により、記録を伸ばすのか。

はてさて…