きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

875. 2024年秋場所中日を勝手に語る

酔っ払っているため拙劣な文章になっているかもしれませんがご容赦ください。

秋場所は中日折り返し。
全勝大の里、1敗霧島は変わらず。

大の里は先場所敗れている御嶽海相手に白星で中日全勝ターン。
もろ手突きから左四つの展開となった。
御嶽海としては大の里の右差しを許さず、少し止まる展開にもなったため狙い通りだったのではないだろうか。

しかし大の里が左おっつけ、はず押しのような形で攻め切る形となった。

大の里は止まった後の対応が課題と何度も記載しているが、完全に止まるまでには至らず、また右一辺倒ではなく、左でも仕事をしているため攻めの姿勢を崩すことはなかった。

これで8連勝として勝ち越しを決めたが、今場所の大関昇進のムードも高まる展開となったか。

いわゆる『3場所33勝』ならば12勝が必要だが、先場所が一桁の白星であるため、文句なしの成績は優勝だろう。

この先役力士との割も組まれていくが、これまでと変わらずに出足を活かして相撲を取ることが出来るかどうか注目である。

霧島が曲者宇良を下して7勝目。
常時宇良を正面に置いて中に入れさせなかった。
また無理に攻めようとせず、自ら引いて呼び込むこともしなかった。
小兵力士がやられて一番困る展開と言っても過言ではない。

廻しを引いた時の強さはもちろんのこと、しぶとさ、冷静さも見られるため、この先の霧島の活躍も楽しみである。
ぜひとも大の里と割が組まれるまでは1差で追走したいところである。

昨日痛恨の2敗目を喫した琴櫻は正代を下して連敗を免れた。

正代相手に差し負けたら苦しい展開を強いられると思っていたが、巻きかえの応酬から最後は突き放して勝負を決めた。
負けた翌日でもある程度余裕を持って相撲を取ることが出来たか。
連敗しないのが何より出し、大の里、霧島が充実しているため、何が何でも食らいついていくしかない。

豊昇龍が若元春を下して星を五分に戻した。
かつて大関昇進を争った仲だが、このところ豊昇龍が6連勝としていた。
勝手知ったる相手ということもあり、ある程度自信を持って臨むことが出来たのかもしれないが、相撲内容に関しては判断が難しい。

小手投げ→掛け投げ→首投げという流れで華麗に決め、これが豊昇龍の魅力、強さでもあるのだが、こういった流れがいつも決まってしまうから投げ技を止められない部分もあるのだろう。
結局『逆転の投げ技で何とかなる』という精神がどこかにあるから相手十分の形を許してしまうことが多くなるのだろう。

昨日のように突き放して前に出るならばそこに集中するのが大切だろうし、本来ならば前ミツを引いて食い下がるような相撲を確立させてほしいところである。

小結平戸海が連敗を止めて5勝目。
ここ2日間は一方的に攻められる展開であり、本日もやや受けに回る展開となったが、動きの良さでカバーした。

本来ならば左前ミツを引いて速攻、もしくはもろ差し速攻が理想だろうが、相手も研究しているため毎度同じ展開は難しい。
本日のように動きの良さを活かした相撲も平戸海らしい相撲と言えるだろう。

明日の注目の割は
『大の里ー若元春』
『豊昇龍ー平戸海』
この2番である。

まず大の里ー若元春だが、過去の3回の対戦では若元春が全ての対戦で左を差すことには成功させるが、出足を止められない、止めたけど土俵際逆転、若元春が逆襲するという流れである。

今場所の大の里は止まる展開がないし、右一辺倒ではなく左でも仕事をしている。
若元春としては左を差しただけでは初顔の時のように出足で圧倒される可能性が高い。

大の里の出足が勝るか、それとも若元春が止めるか注目である。

そして豊昇龍ー平戸海だが、ここ数場所平戸海が力をつけているのは間違いないが、豊昇龍戦は未勝利であるため、ここらで勝ちたいという思いは強いだろう。

豊昇龍としても今場所初めて連勝とし、後半戦に向けて平戸海を下して流れに乗りたい気持ちはあるだろう。

両者にとって重要な一番である。

明日から後半戦へ突入する。
場所はまだ半分残されているとはいえ、優勝争いという点では大の里、霧島、琴櫻の上位陣が有力だろう。
また私個人としてもこの3名のいずれから優勝力士が出てほしいと思っている。

上記3名は終盤戦に割が組まれるだろうが、どのような展開で組まれることになるだろうか。

後半戦も目が離せない。