大相撲九州場所千秋楽から早2週間。
いつの間にか12月にも突入し、私の地元の北海道もすっかり冬景色となってきた。
しばらく相撲の話題に触れておらず、ブログも投稿していなかったが、昨日電車の中でふと相撲の事を考えていたら今年の優勝力士について思い当たることがあった(余談だが昨日夜中に電車に乗っていたら鹿に衝突して20分程停車していた)。
いつぞやか触れたが1つは『横綱~平幕までの全番付にて優勝力士が誕生したこと』である。これは史上初の出来事である。
この出来事の印象が強かったためあまり気にしてはいなかったが、もう1つは『日本出身力士の優勝回数が外国出身力士の優勝回数を超えたこと』である。
改めて今年の優勝力士を振り返ると
・春場所:尊富士(前頭17枚目)13勝2敗
・夏場所:大の里(小結)12勝3敗
・秋場所:大の里(関脇)13勝2敗
日本出身力士4回、外国出身力士2回となっている。
日本出身力士の優勝回数が外国出身力士の回数を超えたのは平成13年以来23年ぶりである。
厳密に言えば令和2年も日本出身力士の方が上回っているが、この時は1場所中止があったため年5場所であった(徳勝龍、白鵬、中止、照ノ富士、正代、貴景勝)。
そもそも『日本人』ではなく『日本出身力士』という括りになったのは平成24年夏場所の旭天鵬の優勝辺りからだと記憶している。
旭天鵬ー栃煌山の優勝決定戦で栃煌山が勝てば平成18年初場所栃東以来の日本出身力士の優勝であったが、結果はモンゴル出身の旭天鵬が優勝を果たした。
しかし旭天鵬も日本国籍を取得しているため『日本人』ではあったが、その後もしばらく『日本出身力士の優勝がない』状況が続いていた。
正直私個人としては国籍は問わないが、番付を見てもわかるように上位圏内に在位する外国出身の力士が減少してきた影響が大きいか。
令和3年は照ノ富士が時代を築き、現在も最高位横綱に在位しているが、休場が多く令和3年以降優勝回数は基本1年に1回ペースに落ち着いている。
『外国出身力士は一部屋一人まで』というルールも大きいのだろうが、この先朝青龍、白鵬のような一時代を築き上げた外国出身力士は現れるのだろうか。