今さっき阿武咲引退の記事を目にした。
率直な感想『阿武咲もかい!』だった。
九州場所は十両で2勝11敗2休と本来の姿とはかけ離れていた相撲を取っていた。
来場所の幕下陥落が決定したが、ある程度怪我を癒せば幕内には戻ってくるのではないかと思っていた。
しかし思いの外怪我の程度は酷く、引退を決意したといったところか。
阿武咲といえば新入幕から3場所連続二桁白星の活躍が有名であり、中学時代からのライバルである貴景勝よりも早くに三役昇進を果たしている。
この力士が昇進してきたとき、ただの押し相撲ではなく、立ち合い左前ミツを引いて速攻という流れも持っていたため、私個人としてはかなり期待していた力士であった。
怪我をして十両へ陥落し、復活して幕内復帰を果たしたが、その頃から前に落ちる相撲が目立ち、平幕中位~下位では大勝するも上位では負け越すことを繰り返していた。
今年の初め、大の里相手に初顔から連勝するなど要所で存在感を見せていたが、怪我には勝てなかった。
それにしても平成8年度生まれの早い引退には驚かされる。
それが冒頭の私の感想に現れたものである。
秋場所の貴景勝、そして今回の阿武咲とこの年代を引っ張ってきた力士が次々に引退してしまった。
また同じ平成8年度生まれの霧島は大関から陥落して苦しんでおり、翠富士、錦富士も中々自分の相撲を取ることが出来ていない。
平成8年度はまだ28歳と中堅であるため奮起してほしいところだが、貴景勝にしても阿武咲にしても怪我に泣かされる形となった。
阿武咲は今後協会には残らないとのことだが、第2の人生の活躍をお祈りしています。
お疲れさまでした。