きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

814. 2024年大相撲夏場所展望

大相撲夏場所が明日から初日を迎える。

そして場所が始まる前から残念なニュースがあり、三役復帰の朝乃山、先場所新入幕優勝を果たした尊富士が休場である。

朝乃山としては幕内復帰してちょうど1年で三役復帰を果たしたが、無念の休場となった。
それにしても幕内復帰以降、朝乃山の怪我が増えている。

直近6場所で15日間皆勤を果たしたのは3場所のみである。
これでは目標の大関復帰のスタート地点に立つこともできない。

年齢による問題もあると思うが、この先も朝乃山にとって大関復帰は険しい道のりになるだろう。

先場所新入幕優勝を果たした尊富士も残念な休場ではあるが、判断としては良いと思う。
同じく若手の伯桜鵬も新入幕の活躍から2場所目で長期休場の道を選択した。

尊富士の怪我の具合は不明だし、尊富士の場合25歳と特段若い訳では無いが、万全な状態で上位総当たりでの相撲を見たいため、とりあえずはこれで良いと思う。

しかし私個人の思いとしては来場所幕内に留めてほしいという気持ちはある。
今場所の尊富士はいわゆる優勝ボーナスなく数字通りの番付上昇しかなかったわけだが、新入幕で3人の役力士を下して優勝したという点はもっと評価されて良いと思う(しかも1名は大関からの白星である)。

何とか幕内に留めることは出来ないものか。

さて出場する力士に目を向けていくが、意外と言っては失礼だが、横綱照ノ富士大関貴景勝が出場するとのことである。

両力士ともにここ最近連続で結果を残すのが厳しい身体状況に陥っている。

照ノ富士初場所優勝を果たしたが、先場所は途中休場。
そして最近の流れならば長期休場のパターンが多いが、今場所は出場である。

現在の状態については不明だが、出場する以上は結果を残さなければならない。

また途中休場となれば進退を問われる可能性も高い。

本来の力を発揮することが出来れば、間違いなく優勝候補最右翼となるが、中々その予想が出来ない辺り、最近の照ノ富士は厳しい状況ということである。

貴景勝は先場所気力で角番脱出を果たしたが、首だけでなく胸も負傷している。

あれから1ヶ月以上経過したとはいえ、万全な状態とは程遠い印象を受ける。

序盤戦如何にして白星を積み重ねていけるだろうか。
前半戦6勝2敗くらいならば普通の貴景勝といったところだが、まずそこまでもっていけるかどうか。

その他大関陣に目を向けると、霧島は2度目の角番である。

先場所は終始流れを掴めず、精神的にもやられていた印象を受けたが今場所はどうか。
霧島も首を痛めたという情報を目にしたが、先場所同様序盤戦躓くようならば今場所も苦戦を強いられるかもしれない。

豊昇龍は3場所連続二桁の白星を挙げているが、正直大勝というイメージがあまり沸かない。

それは相撲内容に絶対的な型が存在しない影響が大きいのかもしれないが、先場所尊富士、大の里の両力士に土をつけたため、今場所も存在感を示すことが出来るかどうか。

琴ノ若改め琴櫻四股名の重圧に潰されることなく相撲を取ることが出来るかどうか。
先場所何度も記載したが、この力士は四つに絶対的な強さがあるわけではないため、今場所はどうか。

関脇は若元春と阿炎。
若元春は平幕相手には比較的安定した相撲を取るが、同格以上に対して力を発揮することが出来るかどうかが二桁への鍵となるだろう。

一方阿炎は先場所上位を苦しめたが、平幕に取りこぼしが見受けられた。
阿炎の場合、変化するにしても何にしても迷わずやることが重要だと思う。

そして新小結の大の里。
2場所連続11勝かつ上位戦もある程度経験済みだが、上位総当たりの地位は初めてである。

先場所場所後にも記載したが、上位は倒していても上位総当たりとなると中々勝てなくなることも多い。

大の里の課題は出足を止められた後の対応である。
まず出足が15日間見せられるか、そして止められた後の対応が出来るのかどうか。
楽しみな存在である。

熱海富士、平戸海、豪ノ山といった若手も平幕上位に在位しており、どれだけ活躍してくれるのか楽しみである。

今場所の優勝予想は
・本命:琴櫻
・対抗:豊昇龍
このように予想する。
また成績は12勝以下になる可能性が高いと思っている。

まず琴櫻を本命に挙げた理由として
照ノ富士の状態がおそらく万全ではないこと』
『朝乃山の休場したこと』
この2点である。

先場所も記載したが、朝乃山の四つの技量は決して高くないが、琴櫻の四つの技量は朝乃山以下だと思っている。

そのため先場所この両者の対戦は朝乃山が圧倒している。

そのため照ノ富士の状態によっては何とも言い難いところではあるが、朝乃山の休場は琴櫻にとって大きいと思う。

守りの強さはぴかいちのため、上位同士の割が組まれるまで取りこぼしが少ない力士は琴櫻だと思う。

しかし先場所千秋楽、絶不調の霧島に良いところなく敗れた相撲を見る限り、13勝以上の大勝というイメージも沸かないことも事実である。

ではその他爆発力がありそうな力士は?と問われても予想が難しいため、誰が優勝するにしても成績は12勝以下になるのではないかと予想する。

豊昇龍は上記の通り大勝のイメージが湧いてこないが、ここ3場所二桁の白星を挙げているため、要所で締めていけばチャンスはあると思う。

初日から『照ノ富士ー大の里』と注目の一番が組まれ、明日の初日が待ち遠しいところである。