きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

521. 2022年名古屋場所初日を勝手に語る

本日より大相撲名古屋場所が初日を迎えた。

私の住まいである北海道もそれなりの暑さだが、名古屋はそれとは比較できないほどの暑さだろう。

気温に負けない位の熱戦を期待したいところだったが、初日から1横綱2大関2関脇が黒星発進。

しかもそこに熱戦はなく、ほとんどが完敗という流れだった。

横綱照ノ富士は苦手の突き押し相撲である阿炎だったが、阿炎の当たりを受け止めて、逆に圧力をかける完璧な展開に思えた。
しかし土俵際に落とし穴が待っていた。

照ノ富士としては思った以上に楽な展開に持ち込めたので、喜び過ぎて前に出てしまったか。

相手の当たりを止めて圧力をかけている分、深刻な内容ではないとはいえ、冷静な照ノ富士が慌てて前に出てしまったというのが気掛かりである。

膝の状態が悪いから早い勝負に持ち込みたかったのか。
いずれにしても初日黒星は痛手だろう。

白星を掴んだ阿炎は押し込むことはできなかったが、身体は動いているか。

今場所は序盤戦で上位と組まれるため、どれだけ上位を倒すことができるか注目である。

大関陣は今場所も相変わらずといったところだが、唯一白星を挙げた御嶽海だけは良い相撲内容だった。

先場所千秋楽まで優勝を争った隆の勝相手に引かせる相撲を取らせた。

先場所の怪我の程度に関しては不明だが、本日の相撲を見る限り影響は感じさせなかった。

御嶽海は15日間で強さが変動するため何とも言い難いところだが、角番脱出のためには白星を積み重ねていくしかない。

貴景勝はここ数場所同様、立ち合いで当たることができていない。

当たれていないから突き落としも決まらないし、そして廻しを引かれてしまっては勝ち目がない。

霧馬山が力をつけていることは間違いないが、それにしても貴景勝は今場所も苦しい展開に陥りそうである。

そしてそれは正代も同じである。
過去3戦全敗の琴ノ若相手にまるで相撲にならず完敗。

正代が力を発揮すればこんな一方的な内容になるとは思えないのだが、これが今の正代の力量といったところか。

先場所もそうだが、負ける内容があまりにも一方的である。

今場所も序盤戦で当たり前のように黒星を積み重ねていくのか。
角番関係なく見慣れた光景になってしまった。

両関脇も平幕相手に完敗。

若隆景は逸ノ城相手に張り差しからあっさり上手を許した。

相撲巧者の若隆景にしてはあまりにも工夫のない内容だった。

一方逸ノ城は展望でも記載したが、今場所はベンチマークとしての存在になりうると予想しており、初日に若隆景を下した。

照ノ富士戦に期待できるものはないのだが、照ノ富士戦でやってくれるようならば面白い存在になるだろう。

もう一人の関脇大栄翔も玉鷲の引きにあっさりと手をついてしまった。

立ち合いの当たりは悪くなく、その後もある程度相手を見ながら攻めているようにも感じたのだが、足の運びが悪かったか。

両関脇ともに序盤戦での取りこぼしは避けたい所だったが、痛手となる黒星である。

明日の注目の割は
『御嶽海ー琴ノ若
この一番である。

御嶽海としては唯一上位陣で白星を挙げ、その中明日は先場所敗れている相手である。

琴ノ若は先場所大関を総なめにしており、初日も正代に完勝したため、自信を持って挑んでくるだろう。

御嶽海としてはもろ差しを狙いにいくと思うが、土俵際に注意しなければならない。

まだ初日とはいえ、今場所も大関に期待するのは酷な話であり、関脇も苦しい展開に陥る可能性を秘めている。

照ノ富士は修正してくるとは思うが、苦手の突き押し相手はまだまだ存在するため難しい場所になることは間違いない。

今場所も波乱が続きそうな場所となりそうである。
まぁ波乱だけならばまだしも、締まりのないぐだぐだな展開にだけは陥ってほしくないところがはてさて…