きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

436. 2022年初場所2日目を勝手に語る

初日は上位陣安泰だったが、2日目で貴景勝に黒星。

昨日注目の割と記載した明生戦だが、土俵際でうまくかわされてしまった。

昨日同様立ち合いの当たりは良かったのだが、明生に左を差されてしまい、振りほどいたところを慌てて攻めてしまったのか足が揃っていた。

これで貴景勝大関昇進以降2日目の成績が6勝8敗と鬼門なのだが、それとともに過去貴景勝が序盤で黒星を喫してしまうと優勝の経験がない。

昨日完勝しただけに残念な一番であった。
またこの黒星により、迷いが生じるのではないかと不安視される。

押し相撲はツボにハマれば強さを発揮する一方で少し歯車が狂うと修正できないこともある。

貴景勝としては連敗だけは避けたいところである。

3連覇を狙う照ノ富士は若隆景相手に苦戦を強いられたが、最後は小手投げでねじ伏せた。

この両者の対戦は熱戦になることが多いが、最終的には若隆景がまともに差してしまって照ノ富士に捕まってしまうというパターンだが、今場所も最終的にそうなってしまった。

若隆景としてはうまく手繰って回り込み、途中まではおっつけ、ハズ押しで照ノ富士の上体を起こして攻めていったが、差してしまっては照ノ富士の思う壺である。

若隆景が差してしまったのか照ノ富士がうまく抱え込んだのかは定かではないが、本日も照ノ富士は慌てず相撲を取ることが出来たと言えるだろう。

本日も照ノ富士の上体が浮きかけてはいるのだが、大きく崩れることがない。

今場所も照ノ富士を崩すことはかなり至難であると言える。

大関正代が宇良に相撲を取らせず完勝。
何をしてくるかわからない曲者相手に臆することなく、しっかり当たって左を差したことで一安心だっただろう。

昨日相撲内容としては完敗していたため、前に出る相撲で勝てたことで明日にも繋がるだろう。

一方敗れた宇良が後頭部を強打したため心配である。
自分で立ち上がり意識もはっきりしていたが、頭部の外傷は何が起こるかわからないため無理だけはしないでほしい。

関脇に目を向けると、御嶽海が連勝。

何かと要所で敗れることの多い逸ノ城相手だったが、横からうまく攻めて逸ノ城の右を封じることに成功した。

この2日間は強い御嶽海であり、良い意味で何も語ることはないが、期待するにはまだまだ早過ぎるだろう。

隆の勝が霧馬山を下して初白星。
霧馬山に右腕を手繰られたが、慌てることなく冷静に対処することが出来た。

前に出る相撲ではないが、まず白星を掴んだことが何よりだろう。

一方霧馬山だが、昨日の正代戦同様、土俵際のツメが甘いと言える。

この力士も着実に力をつけており、廻しを引いたときのしぶとさは光るものがあるため、土俵際には気を付けていきたいところである。

まだ2日目だが昨日同様、阿炎の相撲が光っている。

引く素振りは全くなく、相手を見てしっかり突き起こすことが出来ている。

先場所もそうだったが、身体が大きくなり突き押しの威力も向上しているため、今場所も期待出来そうである。

そして前頭3枚目まで番付を戻してきたベテラン玉鷲も元気である。

この2日間は小結相手に自分の相撲を取り切って完勝している。

ここ数場所は前頭中位に位置することも増えてきたが、先場所辺りからまた元気を取り戻してきた様子である。

今場所は上位総当たりだが、勝ち越しも十分狙えるだろう。
3年前の初場所賜杯を抱いたのは伊達ではない。

明日の注目の割は
『正代ー大栄翔』
この一番である。

正代としては合い口の悪い大栄翔戦である。
初日逆転勝ちし、本日は攻める相撲で連勝としたため、ここで苦手を下せば流れに乗っていける可能性が生まれてくるだろう。

とはいえ正代も日により人が変わるように相撲内容も変化するから何とも言い難いが。

今場所も照ノ富士の守りの強さを見ていると序盤で落とすとは考えにくいため、正代も何とか食らいついていきたいだろう。

それは本日敗れた貴景勝もそうだし、大関への足固めの場所である御嶽海もだ。

序盤戦で落とさず照ノ富士に食らいついていける力士がどれだけ残るのか注目である。