きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

733. 2023年大相撲九州場所展望

1年納めの九州場所が明日から初日を迎える。

まず残念なのが、昨日も触れた照ノ富士の休場。

無理せず治療に専念していただきたいが、来年は進退を問われる年となるだろう。

そして朝乃山も休場。
肉離れの情報は耳にしていたが、程度は不明だったため何とも言い難い状況だった。

しかし初日から休場となれば程度としてはかなりのものだったのだろう。

気掛かりなのが、幕内へ復帰以降、朝乃山の怪我が増えてきたことである。

番付を落としていた頃と異なり、同格の力士達としのぎを削ることはそれだけ身体への負担も大きいということか。

正直大関復帰を求めるならばここで休場はかなりの痛手だと思う。
だからといって無理に出場して悪化させては本末転倒である。

『運も実力のうち』というが、かつての朝乃山は番付運に関して言えば良い力士だった。

しかしここにきて怪我に対しては不運が続いているか。

可能な限り早く復帰してほしいところである。

さて出場する力士に目を向けると、今場所の焦点は何度か投稿しているように『貴景勝の綱取り』だろう。

何やら巷では『性根が腐っている』と発言した者もいるようだが、その件については置いておこう。

言い方の問題はあれど元々あの立ち合い変化は賛否があったのだから。
私自身もいつもここで『勝手に語っている』わけだし。

貴景勝は先場所が11勝による優勝のため、私個人としては14勝以上の優勝もしくは内容のある13勝以上の優勝が望ましいと思っている。

その中初日の対戦相手は先場所初日に敗れている北勝富士戦。

北勝富士は基本小細工なしに来る力士だし、単純な押し合いで考えたら嫌な相手ではないと思うが、大関昇進以降分の悪い相手である。

初日ということで身体の動きもどうかわからないが、安易な呼び込むような突き落としは避けた方が良いだろう。

そして2日目の相手も先場所敗れている正代戦。
先場所のようにムキになって大振りの張り手を見せず、押しに徹することが出来るかどうか。

貴景勝はとにかく序盤戦が鍵である。

過去2回の綱取りは途中休場に終わっているが、今回はどうなるか。

大関3場所目の霧島は場所前精力的に稽古を積んだという話を耳にした。

大関昇進以降精彩を欠いているが、稽古で自信をつけ、場所で白星を積み重ねていけば面白い存在となれるだろう。

先場所新大関で辛くも勝ち越しを決めた豊昇龍は力を発揮すれば二桁は狙えると思うが、優勝となるとあまりイメージが沸かない。

もちろん名古屋場所優勝を果たしているのは間違いないが、まずは大関という地位、重圧に潰されることなく集中出来るかどうかだろう。

関脇陣も大関陣同様3名同じ顔触れ。

現在年間最多勝トップの大栄翔はいわゆる『3場所33勝』には今場所14勝必要になるが、私個人としては11勝でも昇進の価値はあると思っている。

もし11勝ならば年間62勝と1場所10勝平均は越えているし、6場所中5場所二桁白星は安定感がある証拠だろう。

夏場所からずっと大関取りをしているような感覚だと思うが、先場所8連勝したときの内容ならば期待は大きい。

先場所は序盤戦で躓いたため、今場所はどうなるか。

若元春はまず目指すは二桁か。
それは琴ノ若にも言えることである。

両者ともに先場所は9勝で終わり、現状起点にも出来ていない。

大勝すれば一気に足固めの可能性もあるが、両者の傾向からすれば大勝狙いではなく、しっかり二桁勝つ力を示すことが重要だろう。

平幕力士で期待は、先場所ある程度上位と割を組まれながらも勝ち越しを決めた豪ノ山である。

照ノ富士、朝乃山の休場により、確実に役力士全員と割が組まれることになるだろう。

先場所は大関相手に結果を残すことは出来なかったが、今場所どうなるか見物である。

そして先場所優勝まであと一歩まで迫った熱海富士。

先場所の活躍は素晴らしかったが、それがフロックではなかったことを証明したいところである。

上位総当たりの地位でもないし、力を発揮すれば今場所も早々勝ち越しを決める展開になる可能性もある。

今場所はかなりマークされると思うがどうなるか。

優勝予想は毎度の事かなり難しいところだが
・本命:霧島
・対抗:貴景勝、北青鵬
このように予想する。

本命の霧島は私個人の願望も含まれている。
大関3場所目ということで、そろそろ霧島の力量を遺憾なく発揮してほしいと思っている。

願望という観点から言えば貴景勝を本命に置きたいが、如何せん『貴景勝の綱取り=休場』という悪いイメージが払拭出来ない。

それでも『ゲンの良い九州場所』ということで対抗と予想。

そして北青鵬。
ここまで話題に触れていなかったが、上位がもたついている間に抜け出す可能性を秘めているのではないだろうか。

先場所序盤戦は躓いたが、気がつけば8連勝して千秋楽まで優勝を争った。

何かやってくれるのではないかという期待も込めて対抗とした。

優勝争いの話題とはずれるが、新入幕の狼雅、北の若といった若手の活躍も楽しみである。

そして大怪我から再起を果たした友風も楽しみである。

明日からも好き勝手語っていきますのでよろしくお願いいたします。