きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

1063. 2025年九州場所13日目を勝手に語る

酔っ払っているため拙劣な文章になっていると思いますがご容赦ください。

今場所の主役3名の星の潰し合いが始まった13日目。
まずその序章である『大の里ー安青錦』は大の里に軍配が上がった。
そして豊昇龍は琴櫻を下し、両横綱が2敗で先頭に並ぶ展開となった。

まず直接対決の『大の里ー安青錦』の一番から。
過去安青錦は全く何も出来ず大の里に敗れていた。
安青錦程の技巧派力士ならば確実に対策を練ってくると思っていたが、前ミツを引いて大の里の出足を止めたかに思えた。
しかし完全に止められたわけではなく、勢いのまま大の里が前に出て安青錦が土俵を割る形となった。
安青錦としては過去2回と比較すれば防戦一方という訳ではないにしろ、結果的には短い相撲で敗れる形となった。
今場所での大関昇進を考えた場合、後がなくなったと言って良いだろう。
少なくとも明日の豊昇龍戦に敗れた場合、大関取りは来場所に持ち越しとなるだろう。
優勝と大関昇進の両手に花が理想であったが、今場所その形は厳しくなってしまった。

一方大の里だが、正直短い相撲とはいえ圧倒したとも言い難い内容ではあった。
前に出る勢いと言えば聞こえは良いが、物言いがついてもおかしくない一番ではあり、際どい相撲をモノにしたという方がしっくりくるような気がする。
どんな形であれ大の里としては直接対決を制して先頭に立っているという事実は変わらない。
優勝争いが佳境を迎える現状においてはどんな形であれ白星に結びつけたことが大きいといったところか。

豊昇龍は琴櫻を下して2敗を守った。
先場所琴櫻の右差し速攻に圧倒されたが、今場所は琴櫻の圧力に堪える事が出来た。
正直この一番に関してはお互い何を狙っていたのかよくわからない一番ではあった。
結果として組み合う形にはなり、琴櫻としては肩越しの上手のため力が伝わりづらかった部分があったのだろうが、お互いどう攻めていいのかどう守ればいいのかはっきりしない一番に感じた。
その中でも何だかんだ形が良いのが豊昇龍であるため、何とか攻め切ることが出来たというところか。
先場所は琴櫻の出足に屈して結果的にこの敗戦が響く形となったが、今場所はしっかり白星に結びつけることが出来た。
本日から主役3名の直接対決が始まったが、豊昇龍自身としてはまだ直接対決ではなく、その前に琴櫻と割が組まれる形であった。
琴櫻には失礼だが、ここで敗れるようでは優勝は出来ないといったところだろう。
豊昇龍自身、明日から直接対決2連戦だがこの勢いのままいけるかどうか。

感覚としては主役3名、さらには本日の結果からすれば両横綱の争いに思えるが、星の上では3敗で残っていた時疾風は義ノ富士に敗れて4敗へ後退した。
時疾風得意の左四つに組んで上手も引き、さらには上手投げで義ノ富士をぐらつかせる展開となった。
それでも義ノ富士が残し、最後は義ノ富士が制する形となった。
時疾風としては完璧な相撲を取ったと思うし、ここ数場所の活躍を見ても幕内中位の力量は感じさせるが、その勢いを封じる義ノ富士の強さを感じさせる一番であった。
義ノ富士自身、まだ上位圏内の力量が完全にあるかどうか不明だが、大物食いとしての力量があるのは間違いないだろう。
本日の『高安ー錦富士』の一番でもそうだが、やはり上位圏内と圏外では力の差があると感じさせる一番となった。

明日の注目の一番は
『豊昇龍ー安青錦』
この一番である。
直接対決第2ラウンドともいうべきか。
豊昇龍としては過去2戦安青錦の足腰の良さに屈している形である。
立ち合いしっかり踏み込んで引かずに圧力をかけていけば有利な展開に持ち込めると思うが、思わず引きたくなる安青錦の前傾姿勢の相撲なのだろう。
苦手云々ではなく、単純に横綱として同じ相手に 3連戦を喫する訳にはいかないだろう。
横綱としての初優勝を目指すためにもここで落とすわけにはいかない。
そして安青錦としても今場所で大関昇進を果たすならば絶対に勝たなくてはいけない一番である。

数字上で言えば両横綱が並び、両横綱の千秋楽相星決戦が美しい形なのかもしれないが、安青錦の意地がどれだけ発揮されるか。
それによって千秋楽どのような流れになるかどうか変わるだろう。
とにもかくにも明日の『豊昇龍ー安青錦』楽しみである。
そしてあまり触れていなかったが、琴櫻がどれだけ力を発揮するのかも見どころである。

私事ですが明日から投稿するのが当日中には出来ない可能性が高いため遅くなると思います。
特に千秋楽に関してかなり遅くなると思いますがご容赦ください。