きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

834. 貴景勝と名古屋場所

夏場所千秋楽以降、一つも投稿していなかったが、気が付けば本日で6月も終了という事で6月最初で最後の投稿をしたいと思う。

名古屋場所は様々な注目点がある場所だと思っているが、まずは貴景勝について触れてみたいと思う。

最近の貴景勝は怪我との闘いであり、休場と勝ち越しの繰り返しになりつつある。

厳密に言えば大関昇進を果たした令和元年夏場所以降、1年間全て皆勤した年は存在しないため、貴景勝の怪我は今に始まった事ではないのだが、ここ最近は相撲内容を見ても試行錯誤しながらの展開が続いている印象を受ける。

盤石には程遠い中でも大関の地位は守り、そして時には優勝を果たす力量も持っている。

御嶽海、正代、そして霧島と関脇へ陥落している中、貴景勝の凄さがわかるとも言える結果であるが、やはり本音を言えば単発ではなく、連続場所で活躍して欲しいところである。

貴景勝名古屋場所も角番であり、若手力士の躍進、夏場所で怪我により本来の力を発揮できず大関陥落が決まった霧島の姿を見ると正直不安なところである。

改めて貴景勝大関昇進以降の各場所について振り返ってみたいと思う。

貴景勝名古屋場所大関在位30場所目である。

この5年間で、関脇へ陥落した場所、場所開催が中止になった場所もあるが、大まかな成績に関しては以下の通りである。

場所

初場所

春場所

夏場所

名古屋場所

秋場所

九州場所

勝ち越し場所

2場所

3場所

3場所

2場所

5場所

5場所

負け越し場所

3場所

2場所

2場所

3場所

0場所

0場所

休場場所

3場所

2場所

2場所

4場所

0場所

0場所

二桁白星場所

2場所

1場所

1場所

1場所

3場所

3場所

角番場所

0場所

3場所

1場所

3場所

2場所

0場所

余談だが私の中で貴景勝といえば『九州場所に強い』というイメージだったが、秋場所九州場所に負けないレベルで好成績を残している。

そして名古屋場所だが、正直相性は悪いと言えるレベルではないだろうか。

負け越し、休場ともにワーストである(これも余談だが、貴景勝大関昇進以降11場所休場しており、全休が2場所である。その2場所がいずれも名古屋場所である)。しかも名古屋場所で全休して関脇へ陥落した過去もある。

ゲンの悪い場所、そして上記の通り若手力士の躍進もあり、貴景勝にとっては厳しい場所になると予想される。

何度か記載したことがあるが、本当の意味で貴景勝の完全復活というのはもう二度と見られないかもしれない。

それでも貴景勝は何度も逆境を乗り越えてきた力士である。

まだまだ老け込む年齢でもないため、名古屋場所でも期待したいところである。