きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

822. 2024年夏場所6日目を勝手に語る

本日より中盤戦へ突入した夏場所

突入早々『琴櫻ー大の里』の注目の割が組まれた。
この一番が今場所のターニングポイントになる可能性も秘められているが、大の里に軍配が上がった。

琴櫻が立ち合いもろ差し狙いにいったが果たせず、左上手を引く展開となった。

浅い位置を引いていれば結果も変わっていたかもしれないが上手が深いため、大の里が構わず前に出て琴櫻を下した。

過去2回の対戦は琴櫻の鉄壁を崩せずにいた。
琴櫻相手に出足だけで持っていけるのか、止まった場合その後の対処はどうするのか。

結果として大の里は得意の出足を磨いて鉄壁の琴櫻を倒すことに成功した。
大の里としては一つ壁を越えたと言えるか。

昨日霧島戦でも記載したが、相手に上手を許した状態でむやみやたらに出るのもどうかと思うが、現状はこのスタイルで結果を出し続けている。

過去2回敗れている琴櫻相手にもそれが出来たというのが大の里にとっては今後の自信につながるか。
そしてまだ先は長いが、優勝争いという点でも一気に名乗りを上げることになったか。

敗れた琴櫻は今場所の悪い癖が露呈されてしまったか。
この4日間は圧倒しているわけではなくとも守りの強さを活かした琴櫻らしい相撲であった。
しかし流れの中で上手を狙う際、肩越しから求める動きが多々見受けられた。

本日も上手が深いため引き付ける事ができなかった。

これも以前から記載し続けているが、琴櫻の四つの完成度は決して高くなく、立派な体格の割にもろ差し狙いに拘るのは四つに自信がない表れだと思う。

優勝争いという点ではまだまだ先は長いが、先場所も尊富士との直接対決に敗れており、本日もターニングポイントになりそうな一番で敗れたため、勝負弱い一面も見せてしまったか。

とにもかくにもこの先取りこぼさずにいきたいところである。

大関豊昇龍は翔猿を下して4連勝。
曲者相手に危なげない相撲だった。

だいぶ動きも良くなってきたため、このまま白星を積み重ねていきたいところである。

角番霧島が王鵬に敗れて5敗目。
もはや驚きはなく、内容についても触れないが、このまま出場を続けるつもりならば中日から大関同士の割を組んでほしいと思っている。

この流れで平幕中位〜下位の力士に好成績者がいた場合、終盤戦割を崩すのは必然となるだろう。

今の霧島ならば誰と対戦しても勝てなさそうな雰囲気を醸し出しているが、それでもまだ勝ち越しの芽は残されている。

そこで大関同士の割が組まれず勝ち越しとなれば『割崩しがあったから角番脱出ができた』と批判される可能性が高い。

その批判をかき消すためにも早めに霧島は大関同士の割を組むべきだと思う。

以前から割に関して比較的多く文句を記載しており、上記内容に関しても触れたことがあるが、まぁおそらく審判部はそのような行動に出ることはないだろう。

関脇陣はともに敗れて3勝3敗。

まず若元春だが、大栄翔の突きにあっさり敗れてしまった。

大栄翔が良かったのは間違いないと思うが、正直若元春の脆さの方が気がかりな一番だった。

昨日も記載したが、大栄翔はこれで残る役力士は大の里のみとなった。
現状両者1敗同士のため、ここを勝ち抜けば一気に大栄翔が優勝争い最右翼になる可能性が高くなるだろう。

阿炎は平戸海の突き落としにあっさりと屈してしまった。
ツボにはまれば強いのは誰もが認めるところだが、本日のようにあっけないのも阿炎である。

平幕に目を向けると『宇良ー御嶽海』の平幕全勝対決は宇良に軍配が上がった。

宝富士も敗れたため、宇良が単独先頭に立つ展開となった。

今場所の宇良は良くも悪くもいつも通りだと思う。
いまや平幕上位圏内の力量が備わっているため、ここまで対戦した力士相手にはいつも通り力を出し切れば全勝してもおかしくないと言ったところか(とはいえ実際に全勝するのは驚きだが)。

問題は三役相手にこの相撲で白星を掴めるかどうかだろう。
さっそく明日大関戦が組まれているため注目である。

昨日御嶽海について投稿したが、まぁとりあえずはこんなものだろう。

明日の注目の割は
『大の里ー熱海富士』
この一番である。

単純に興味のある一番である。
昨年秋場所、熱海富士は優勝決定戦まで出場し、その翌場所も終盤戦まで優勝争いを演じた。

若手代表として先に名を挙げたのは熱海富士の方であり、上位総当たりの経験も熱海富士の方が上である。

しかし大の里が先に三役昇進を果たし、熱海富士としては悔しい思いはあるだろう。

現状の熱海富士は大の里の出足を止められるのか。
ここに注目している。

中盤戦へ突入しても優勝争いはまるで読めない。

しかし上記の通り大栄翔は対戦していない三役力士が大の里だけのため、ここを乗り越えたらかなり面白い存在である。

大の里も着々と三役力士との割を終えているが、まだ対戦していない力士の中に豊昇龍が存在する。
こう考えると豊昇龍が不気味な存在となる。
如何せん大栄翔に唯一黒星をつけているのが豊昇龍である。

はてさて…