きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

816. 2024年夏場所2日目を勝手に語る

本日より照ノ富士貴景勝が休場。
これに関しては別途記載したいと思う。

初日に関脇以上が全滅したが、本日大関陣は琴櫻、霧島が白星を挙げた。

まず琴櫻だが、新生琴櫻としても初白星を挙げた。
立ち合い当たってすぐに肩透かしを決め、内容は呆気なく見えるが、守りの強さを発揮する琴櫻らしい相撲とも言える。

とにもかくにも連敗せずに白星を挙げることが重要であり、ここからスタートといったところだろう。

一方昨日豊昇龍相手に完璧な相撲を取った熱海富士だが、どうにも琴櫻相手には苦手意識を持っている様子である。

立ち合いも何か中途半端であり、しっかり当たることはできていなかったように感じた。
熱海富士にとって琴櫻戦は今後課題となるだろう。

角番霧島も2日目で初白星。
平戸海相手に攻め込まれたが、まともな引き・叩きを見せず我慢して突き放していったのが勝因だろう。

正直盤石とは言い難いが、攻め切って勝ったことは自信にも繋がるだろう。

昨日は楽して勝とうとした気持ちもあり張り差しを選択したと思うが、本日のように我慢して攻めていけば自ずと結果は付いてくると思う。

2場所前は横綱を目指していた力士なだけに早く角番脱出をしてほしいところである。

昨日貴景勝を圧倒した平戸海は敗れたとはいえ、本日も概ね文句なしの相撲内容だった。

途中叩いてしまう場面があったが、それは今後修正していき、明日以降も変わらず思い切って相撲を取ってほしいところである。

大関陣で唯一連敗スタートとなった豊昇龍。

比較的得意としている阿炎相手だったが、本日は阿炎のもろ手突きをまともに受けてしまった。

阿炎の攻めが良かったのは間違いないが、豊昇龍としては迷いもあったのだろうか。

豊昇龍は立ち合い変化も比較的見せる力士であるが、決まる背景としては迷いなく思い切りいっていることが挙げられると思う。

本日はどのようにして阿炎のもろ手突きを対処するつもりだったのだろうか。
いまいちそれが見えない一番だった。

まだ序盤も序盤だが、長い大相撲の歴史の中で初日から連敗して幕内優勝を果たした力士は存在しない。

優勝争いという点では序盤戦にして豊昇龍は黄信号が灯っている状態と言えるか。

関脇は上記の通り阿炎が豊昇龍を下して初白星を挙げ、もう一人の関脇若元春が翔猿を下して初白星。

あまりにも勢いよく攻め過ぎたため、正直危ない相撲であった。
とりあえず白星を挙げたため、明日以降修正していきたいところである。

昨日横綱を下した新小結大の里は髙安相手に屈して初黒星。

本日は髙安が素晴らしかった。
大の里の踏み込みに負けじと踏み込み、髙安得意の左を差すことに成功した。

大の里も肩越しから上手を引いて回り込むも、髙安の圧力が勝っており、大の里は思わず引いてしまった。

数多くの力士が大の里の出足に屈しており、役力士も下すほどの力、勢いを持っている。
その若手相手に真っ向勝負で力負けせず圧倒するのだから、昨日同様やはり髙安の地力は相当なものだと感じさせる。

この2日間を見たら髙安の状態はかなり良いのだろうが、さすがに期待するのは早過ぎるだろう。
あくまでまだ序盤戦である。

大の里としては出足を止められた後の対処が課題であるが、それが露呈される一番となったか。

明日の注目の割は
琴櫻ー平戸海』
この一番である。

平戸海はこの2日間、大関相手に攻めの相撲を貫いている。
守りの強さに定評のある大関相手にどれだけ攻めることが出来るかどうか注目である。

琴櫻としては安易に引っ張り込むようなことをすると墓穴を掘る可能性があると思うがはてさて。

まだ大関陣安泰とはいかず、本日白星を挙げた琴櫻、霧島も気を抜くことのできない状況は続くだろう。

豊昇龍は連敗スタートで厳しいが、残された3大関は何とか踏み止まって場所を引っ張ってほしいところである。