きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

625. 2023年春場所4日目を勝手に語る

綱取りの貴景勝が序盤戦で2敗目を喫した。

天敵である阿炎の叩きについていくことが出来なかった。

昨日膝を負傷し、怪我の問題ももちろんあっただろう。
しかし阿炎の間合いで相撲を取っていたし、阿炎が貴景勝に勝つ展開としては十分考えられる内容だっただろう。

仮に怪我がなかったとしても初日叩きに落ちた例もあるし、ついていくのは厳しかったと思う。

とにもかくにも序盤戦で早々2敗目を喫してしまった。

ここ1年、6場所中5場所で12勝の優勝であり、今場所の優勝ラインを3敗と見積もってもかなり厳しい展開である。

それこそ2場所前も4日目で2敗を喫し、その後12勝まで到達したとはいえ、怪我した状態で同じパフォーマンスが出来るかどうかは怪しい。

綱取りに関しては黄信号が灯っているし、単純に貴景勝が今場所千秋楽まで取り切る事が出来るかどうか心配である。

関脇以上で1敗は霧馬山のみとなった。

その霧馬山は本日攻め切ることは出来なかったが、喉輪で若元春の上体をしっかり起こしてから引くという流れのある相撲だった。

ここ数場所突っ張りの威力が増しており、それを効果的に活用できている様子である。

この流れのまま白星を積み重ねていきたいところである。

豊昇龍が玉鷲を下して星を五分に戻した。

蹴返しの動きはやや無駄に感じるが、それでも常時前傾姿勢保っており、玉鷲の押しに下がることがなかった。

磐石とは言い難いがしぶとさは見られるため良い傾向か。

どうにもならないのが若隆景か。
関脇昇進後初となる初日から4連敗を喫した。

本日も正代相手に完敗と言って良いだろう。

正代の左は警戒していただろうが、おっつけは全然効いておらず、すぐに左差しを許してしまった。

左が入ってしまえば若隆景に勝ち目はない。

それにしても今場所の若隆景は相手に一方的に力を出させてしまって完敗している印象である。

何だかんだ毎場所勝ち越しには結び付ける力士であるが、それすらも雲行きが怪しくなってきた。

早くきっかけを掴みたいところだろうが、優勝争いという点では序盤戦で早くも期待できるものは無くなったと言って良いだろう。

ちょうど1年前の春場所で優勝を果たした時がピークとなっているのが残念である。

好調の小結陣も全勝は大栄翔だけとなった。

昨日も記載したが、大栄翔に関しては力を発揮すれば驚くほどの結果ではない。

とはいえ内容はかなり充実しており、実績も十分のため、かなり期待できるのではないだろうか。

初黒星を喫した翔猿は竜電相手に立ち合いすぐに差してしまった。

本来ならば突き放してから流れを作りたかっただろう。

明日以降は翔猿らしい機動力を活かした相撲を期待したいところである。

琴ノ若は錦木を下して3勝目。
ここ数場所の錦木は力強い相撲を取ることも増えているが、それでも琴ノ若としては上を目指すならばこういったところで確実に白星へ繋げていく必要がある。

昨日悔しい負け方をしたが、本日は切り替えて冷静に相撲を取って白星としたのは大きい。

そして本日最大の一番と言っても過言ではない十両の『朝乃山ー逸ノ城』に関しては別途記載したいと思う。

明日の注目の割は
『高安ー宇良』
この一番である。

昨日も記載したが、番付を落としている高安がある意味お決まりのパターンとして白星を積み重ねている。

本当の注目は上位圏内の力士と割が組まれたときだと思っているが、序盤戦で難敵と割が組まれた。

昨年秋場所も高安は優勝争いをしていたが、この場所で宇良に敗れている。

本日敗れたとはいえ、今場所の宇良はかなり動きが良い。

高安にとっては嫌な相手だろう。

明日で序盤戦が終了するが、貴景勝が気掛かりである。

あまり考えたくないが貴景勝不在となった時、今場所はどうなってしまうのだろうか。

そういった意味では霧馬山、大栄翔への期待が大きくなると思うがはてさて…