きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

611. 2023年初場所13日目を勝手に語る

貴景勝大関の意地を見せ、貴景勝、阿武咲、琴勝峰の3名が3敗で並ぶ展開となった。

ここ3日間の貴景勝は何だったのだろうか。

正直ここ3日間の貴景勝の相撲内容ならば、この先誰にも勝てないのではないかと懸念していた。

逆に阿武咲は昨日好調の玉鷲に勝って上昇気流に乗っていた。

本日の貴景勝大関の意地によるものなのか、中学時代からのライバルが相手だからなのか、単純に吹っ切る事ができたのか。

理由は不明だが、とにもかくにも貴景勝が押しに徹することが出来た。

ここで敗れるようならば数字上では不可能でなくても、事実上優勝争いから脱落するところだった。

相撲内容も復調の兆しを見せ、そして再び優勝争いトップ集団に立ったことは大きい。

そして敗れた阿武咲も十分力は発揮しただろう。
ただやはり地力は貴景勝の方が上だったというところか。

明日の霧馬山、そして恐らく千秋楽は大栄翔だと思うが、厳しい相手と割が組まれている。

怯むことなく立ち合い当たっていけるかどうか鍵となるだろう。

余談だが、14日目霧馬山、千秋楽大栄翔と割が組まれた場合、2場所連続で14日目と千秋楽の割が同じ組み合わせとなる。

琴勝峰が実力者の阿炎を下して3敗死守。

ちゃっかりと言っては失礼だが、中日以来トップ集団に並ぶ展開となった。

本日阿炎戦も怯むことなく、先手で攻める姿勢が見受けられた。

阿炎も面を食らったのか、あまりにも上体だけで突っ込むような攻め方だった。

琴勝峰はここまで役力士との対戦はない。
明日の対戦相手も平幕上位で好調の大栄翔である。

恐らく千秋楽は霧馬山と組まれるだろうが、仮に役力士と割が組まれず優勝となれば史上初の出来事となる。

まぁ役力士と割が組まれないということに関しては杞憂に終わる可能性は高いと思うが、貴景勝と割が組まれるのかどうかという所も注目か。

組まれた場合、必然的に千秋楽になるため、割の編成に関して突っ込みたいところは多々あるが、それは千秋楽後にでもしよう。

優勝争いとは話が逸れるが、若隆景、豊昇龍がともに7勝6敗。

この両者が本日対戦したが、若隆景がうまく取った一番だった。

一時期は本当にどうしてしまったのかと心配させたが、何だかんだあと1勝で勝ち越しまで結びつける辺り、地力がある証拠なのだろう。

だからこそ負けた相撲内容の悪さがより目についてしまう。

あと2日、貴景勝との割も組まれていないため、そこで意地を見せられるかどうか。

豊昇龍は6敗目を喫して、2場所連続二桁の夢は絶たれた。

来場所優勝でもすればわからないが、大関への足固めならずと言っても差し支えないだろう。

再出場後は怪我の影響があるにしろ、それ以前に怪我をする相撲を取ったことが悔やまれるか。

あと2日間で勝ち越しを目指すことになるが、明日の対戦相手は貴景勝である。

豊昇龍は立ち合い変化も多く、怪我もしているため、貴景勝の方が意識してしまうかもしれないがどうなるか。

特例復帰が叶わなくなってから4連勝としていた正代は、本日竜電に敗れて7敗目。

ここまでの6敗の内容と比較すれば悪くない相撲内容ではあるが、エンジンがかかるのがあまりにも遅い。

事実上貴景勝との割も崩され、毎場所のように割崩しが行われているため、本来ならばこれを発奮材料にしてほしいところなのだが。

明日の注目の割は
貴景勝ー豊昇龍』
『霧馬山ー阿武咲』
『大栄翔ー琴勝峰』
トップ集団3名の取り組みである。

全員難敵と組まれているが、力を出し切れば勝てない相手ではない(貴景勝に関しては貴景勝の方が番付上だから当然だが)。

ましてや阿武咲に関しては先場所霧馬山と終盤戦に割が組まれて勝利している。

琴勝峰は地力では遥かに上の相手だが、本日のように先手を取れば土俵際の柔らかさもあるし十分勝機はある。

精神論になるが、ここから先は自分の相撲を信じるものが勝つのではないだろうか。

特に貴景勝と阿武咲は押し相撲のため、相手の事を考えすぎては力が発揮できないだろう。

どのような形で千秋楽を迎えるのか。
私個人としては、4敗までは下がってほしくないという思いがあるがはてさて…