きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

607. 2023年初場所10日目を勝手に語る

本日より豊昇龍が休場。
早くも明日から再出場するとの事だが、1日休養するだけで何とかなる怪我なのだろうか。

確かに豊昇龍の休場は残念である。
今場所の成績次第では来場所が大関取りの場所になる。
しかしこのまま休場となれば平幕に陥落となるため、来場所は大関の起点の場所にすらならない(12勝以上とか優勝ならば話は変わるかもしれないが)。

大関昇進を考えたとき、最低でも3場所ロスしてしまう事になるため、休場は残念であるのだが、相撲が取れる状態ではないのに闇雲に出場も如何なものかと思う。

状態がどの程度かは不明だが、もし仮に再出場となって好成績となれば喜ばしい反面、本日出場しても良かったのではないかという疑問も残る。

どうなるかは不明だが、とにもかくにも無理だけはしないでほしいところである。

さて昨日単独首位に立った貴景勝だが、本日より役力士との連戦が始まった。

その最初の相手が過去苦手としている明生であり、貴景勝らしい相撲とは程遠いながらも白星に結び付けた。

後半戦開始早々単独首位に立ち、優勝もちらつくと思うが、それが重圧としてのし掛かってきたのか、それとも苦手が相手だったから意識してしまったのか。

真相は不明だが、とにもかくにも白星に結び付けたのは大きい。

明生に当たりを止められ、右前ミツも許す展開となったが、最後の小手投げはある程度余裕を持っていた印象を受ける。

今場所は差されてもあっさり負けることはなく、小手投げで仕留める相撲も見受けられるため、いつもの場所よりしぶとさも見受けられる。

とはいえこの先もずっと本日のような相撲内容ならば厳しいと言わざるを得ないため、明日以降切り替えていきたいところである。

後続2敗の平幕力士2名も白星。

阿武咲は錦富士を問題にせず攻め切った。
阿武咲の場合、この辺りの番付ならば早々勝ち越しを決めることも珍しくなく、この先平幕上位の好調力士、役力士と割が組まれたとき同じように力を発揮することが出来るかどうか。

貴景勝とは同学年であり、元々三役に早く昇進したのは阿武咲の方だった。

相手が大関とはいえ負けられないという思いが強いかもしれない。

展開次第では両者の割が組まれる可能性もあるため注目である。

琴勝峰は取り直しの末、曲者の宇良を下した。

正直取り直し前の一番も琴勝峰有利かと思ったが、取り直し前後ともに冷静に相撲を取っていた。

足を取られても慌てることなく、冷静に振りほどく事が出来た。
身体が動いているからこそ出来た動きだろう。

正直今場所の琴勝峰はどこが改善したとかあまりわからないのだが、本日の相撲を見ていると冷静に相撲を取っている。

攻めの意識もあるため阿武咲同様、この先平幕上位の好調力士、役力士との割が組まれたときどうなるか。

まず明日『阿武咲ー琴勝峰』の割が組まれているため、ここに注目である。

関脇若隆景がどうにも流れに乗りきれない。

本日も左おっつけが強烈で上手も引いたが、投げで呼び込んで墓穴を掘った。

優勝を果たしてから昨年の秋場所以外はどうにも一進一退の展開が多い。

毎場所勝ち越しには到達するが、二桁には中々届かない。
ここから全勝すれば二桁もあるが、若隆景にとっては厳しい場所になっている。

逆に兄の若元春は何だかんだで6勝目を挙げた。
初日から3連敗したときは『今場所5、6勝で終わりかな』と思っていたが、左四つに組むとやはり強い。

縁起でもない話、ここから全敗すれば6勝に留まるが、今の若元春を見ていると勢いは止まりそうにない。

霧馬山が不戦勝により6勝目としたが、関脇に目を向けると高安の陥落が決定、正代もやや苦しく、大関に近い存在である若隆景、豊昇龍も勝ち越しできるかどうかやや怪しい状況である。

来場所は今場所のように4関脇になる保証がないとはいえ、展開次第で一桁勝ち越しでも関脇へ昇進できるチャンスである。

ここ数場所、番付運悪く小結に留まっているため、とにもかくにもまずは勝ち越しである。

同じ番付の若元春も同じく6勝のため、この先星を意識することになるかもしれない。

正代、御嶽海が昨日同様ともに白星。

両者ともにここへ来て攻めの意識が強くなったように感じるが、もう少し早く見たかった(正代は尚更)。

まだ両者ともに勝ち越しの可能性を残しているため、明日以降もこの流れでいきたいところである。

明日の注目の割は
『阿武咲ー琴勝峰』
この一番である。

勝った方が優勝争いに残ることになり、この先平幕上位の好調力士、役力士と割が組まれていく事になるのではないだろうか。

私の予想としては阿武咲が攻め込む展開になると思うが、土俵際どうなるのか注目である。

阿武咲がそのまま攻め切るか、それとも琴勝峰が逆転するか。

そんな予想を立てているがどうなるか注目である。

またこの先、貴景勝の取り組みに関しては毎日注目である。

本日はらしくない相撲内容だったが、明日以降修正出来るかどうか。

明日の琴ノ若戦は大振りの張り手を見せることも多いが、それは脇が空いて差される可能性が高いため避けた方が良いと思っている。

明日から終盤戦へ突入するが、このまま貴景勝が逃げ切るか。
それともその他力士の逆襲はあるのか。

貴景勝との直接対決を終えているとはいえ、何気に玉鷲が3敗の中にいるのが不気味に感じるがさすがに厳しいか。

とはいえ玉鷲はこの先阿武咲、琴勝峰辺りと割が組まれる可能性は高いため、そこで壁となるかもしれない。