きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

601. 2023年初場所5日目を勝手に語る

昨日完全に覚醒したと確信した豊昇龍に土。

本日も立ち合いの踏み込み良く、先手で攻め込んだが大栄翔も今場所は好調だった。

豊昇龍としては結果的に廻しを引けなかったため、大栄翔を完全に止めることが出来なかったことが敗因だろう。

覚醒したとはいえまだ番付は関脇だ。
全て勝つだけの力量はさすがにない。
それが出来るのは横綱だ。

序盤戦4勝1敗は上々だろう。
そして敗れた翌日が注目である。
ここで崩れるようならばただの勢いに過ぎない。

ここはしっかり勝ち切る相撲を取ってほしい。
過去合い口の悪い翠富士だとしてもここはモノにしてほしいところである。

一方大栄翔は豊昇龍に先手を取られたが、引かずに我慢して突き放したことが勝因だろう。

今場所は負けた貴景勝戦も含め内容が良い。
まだ序盤戦だが優勝候補と呼んでも良い存在だろう。

如何せん初優勝を果たしたのが2年前の初場所であるため、期待するファンも多いのではないだろうか。

豊昇龍が敗れたことにより、役力士で全勝が消滅。

大関貴景勝としては豊昇龍が敗れた後に土俵へ上がっているため、少しは意識する部分もあったか。

それが立ち合い中々合わないことに繋がったがどうか不明だが、動揺は全くなかった。

今場所好調の玉鷲貴景勝本来の相撲内容で圧倒した。

立ち合いの当たり、その後下から押し上げる完璧な内容だった。

昨年は序盤戦4勝1敗としたのは1場所しかなかったため、番付としては当然と言えば当然かもしれないが、とにもかくにも及第点だろう。

ここ数日は相撲内容も充実しているため、このまま白星を積み重ねていけるかどうか。

平幕上位で好調阿炎は若隆景を圧倒して初日から5連勝。

立ち合い右からの突きで勝負ありといったところである。

先場所は平幕中位で優勝を果たしたが、今場所はここまで2関脇3小結を相手に全勝であるため、先場所以上に充実しているのではないだろうか。

ここ数日は強さも見せているため、この先も楽しみである。

一方若隆景が連敗で序盤戦黒星先行。
大栄翔、阿炎と今場所好調の平幕力士相手に不覚を取ったが、こういうところをモノに出来ないと二桁及び上の番付は見えてこないだろう。

勝っている相撲は良い相撲だが、負けている相撲がいつも以上に軽く感じる。

平幕下位の方で碧山と琴勝峰が全勝とした。

碧山は番付を落としたら1年に1場所くらいのペースで大勝することがあるので、今場所がその場所となるか。

ある程度の大勝は予想出来ても優勝争いという点では予想しづらいか。

琴勝峰は今場所攻めの姿勢が見受けられる。
本日も水戸龍の上手投げにうまく体を寄せることが出来た。

ここ数年は低迷しているが、今場所をきっかけにすることが出来るかどうか。

優勝争いという点では碧山以上に予想しづらいが、序盤戦の勢いを保っていきたいところだろう。

巷ではダークホースの扱いを受けている阿武咲が初黒星。

私は好調力士や平幕上位と割を組まれた時どうなるかと考えていたが、組まれる前に1敗を喫した。

黒星を喫すること自体は仕方ないと言えば仕方ないが、今場所の内容からすると竜電に掴まって敗れるとは思わなかった。

この力士はややツラ相撲の印象を受けるため、本日の黒星が尾を引かなければ良いが。

明日の注目の割は
貴景勝ー阿炎』
『豊昇龍ー翠富士』
この2番である。

貴景勝としては全勝力士を引きずり下ろすチャンスだが、相手は貴景勝が最も苦手な力士と言っても過言ではない阿炎である。

阿炎の方が腕が長いため、当たりを止められることが大半である。
そして立ち合い工夫しても変化気味に上手を引かれて投げられたこともある。

先場所も決定戦でも一方的に敗れているため、どのように当たっていくのか。

貴景勝としては中盤戦へ突入して早々に星2つ差は避けたいところである。

豊昇龍は最初の方にも記載したが、敗れた翌日が重要である。

その相手が苦手の翠富士いえど、大関を目指すならば負けてはならない。

十両の土俵に目を向けると、明日は『朝乃山ー狼雅』の全勝対決の割が組まれている。

元々私は狼雅に期待を寄せているのだが、今場所は立ち合い左前ミツを引くのが早い。

明日の勝敗に関わらず『現状どちらが強いか?』と問われたら朝乃山と回答するが、正直右四つの旨さに関しては狼雅も負けていないと思う。

ある意味では明日最も注目する一番かもしれないがはてさて。

本日序盤戦が終了し、明日から中盤戦へ突入する。

上位圏内では貴景勝、豊昇龍、阿炎、大栄翔の存在が光るが、まだ先は長いためこの先どうなるか。

この4名が引っ張る形となるか、それともダークホースが出てくるか。