きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

558. 2022年秋場所10日目を勝手に語る

語りたい取り組みが多い10日目だが、その前に照ノ富士に休場に関して。

まずはホッとしている。
序盤戦見ている限り、今場所の皆勤は厳しいと思っていた。

それでも懸命に土俵を務め、昨日高安戦も死力を振り絞っていたのではないだろうか。

昨日敗れてさすがに張り詰めていた糸が切れてしまったか。

もはや照ノ富士の膝に完治はないだろうが、しっかり15日間力を発揮できるように癒してほしいところである。

さてついにとも言うべきか、ある意味予想通りの相手に敗れたとも言うべきか、北勝富士の連勝が止まり、全勝力士は消滅した。

まずその『高安ー北勝富士』の一番から。

北勝富士としては立ち合いの当たり、その後の右はず押し、左おっつけと素晴らしい攻めを見せていた。

並みの力士ならばこれで勝負ありだし、何なら調子の上がらない高安ならば間違いなくそのまま持っていけただろう。

しかし高安も負けじと、いや北勝富士以上に好調だったか、その攻めを重たい腰で残した。

その後高安は右から反撃し、北勝富士はその圧力に堪らずバランスを崩してしまった。

両者ともに最高の力を発揮し、結果として高安の方が上をいっていたという内容だった。

ここ数日何度も記載しているが、北勝富士は好調とはいえ、あくまで相手は全員平幕力士であった。

同格相手は若元春、隆の勝といったところであり、本日の高安戦が10日間で最強の相手と言っても過言ではなかった。

とはいえ高安もここ数場所では上位に跳ね返されることも多くなったため、立場としては北勝富士と同等と言える。

北勝富士としてはここに勝てばある意味今場所の勢いは本物といったところだったが、跳ね返されてしまったというところか。

昨日若元春を下したことで、優勝へ一歩踏み出したと言えるが、やはり簡単な道のりではないようである。

それでも本日の相撲は素晴らしかったし、優勝争いという点でもまだトップタイである。

ここからが北勝富士の真価が問われるだろう。

そして高安だが、本日はとにかく力強かった。
上記の通り、不調の場所ならばあの攻めに屈していただろう。

しかしまだ少し余裕すら感じさせる強さを発揮していた。

これで北勝富士を引きずり下ろすことに成功し、星の差1つである。

高安にとっては若隆景戦が鍵となるか(おそらくどこかで割が組まれるだろう)。

1敗の玉鷲が天敵御嶽海を下して北勝富士に並んだ。

昨日も記載したが、玉鷲がどんなに好調で、御嶽海がどんなに不調でも玉鷲が勝てるイメージはあまり沸かない取り組みだった。

そして改めて思うのが今場所の、特に中盤戦以降の御嶽海は深刻だということである。

成績を見ればわかることだが、内容もそうだし、そして上記の通りお得意様の玉鷲相手にも不覚を取った。

さらにさらに言えば、玉鷲が最悪な相撲内容だったにも関わらず、それに付け入ることが出来ずに敗れてしまった。

御嶽海が強さと弱さを混在させているのは昔からだが、中盤戦以降はまるで強さが見えてこない。

それこそ本日の玉鷲戦のように『こういう時の御嶽海は何かやってくれる』みたいな空気も無くなってしまっているように感じる。

これで大関陥落にリーチとなったわけだが、仮に陥落したとして来場所10勝するだけの期待感がまるでないことも気掛かりである。

今場所は御嶽海以上に正代がさらに下回る成績を残しているが、ある意味では本日お得意様が墓穴を掘っても付け入る事の出来なかった御嶽海の方が深刻に感じてきた。

話が御嶽海にいってしまったが、玉鷲は苦手に勝利して1敗死守。

これで1横綱3大関総なめとなったが、本日の相撲内容は反省して明日以降も白星を積み重ねていきたいところだろう。

貴景勝が豊昇龍に敗れ痛恨の4敗目。
これで優勝争いからは脱落したと言って良いだろう。

張り差しであっさり右を差されてしまい、小手に振るも体を寄せられてしまった。

ここ数場所の弱さであるが、あっさり差されることが多くなった。

また気掛かりな点が、霧馬山、豊昇龍といった細身の四つ相撲相手に掴まってしまうことが増えているような気がする。

豊昇龍にはここまで対戦成績こそ5勝1敗だったが、過去には掴まってしまうことが多かった。

この辺りが今後の課題になるのだろうが、とにもかくにも今場所の優勝は絶望的と言っていいか。

8日目高安を引きずり下ろすことに成功しただけに、この連敗はあまりにも痛手である。

そして当然のごとく正代が敗れ、今場所ここまでの3大関の成績は10勝20敗であり、中盤戦だけに絞れば2勝13敗である。

如何せん正代、御嶽海に関しては中盤戦はともに全敗である。

どんな劣勢にあっても応援し続けるファンがいることは素晴らしいと思うが、酷評するファンに関しても何ら問題ないとは思う(度の越えた誹謗中傷は除く)。

それだけ気力もなければ結果も伴っていない相撲が続いているということである。

さてここに来て若隆景が存在感を見せてきた。

3連敗の後7連勝。
さらには相撲内容に厳しさが増している。

如何せん玉鷲の1敗は若隆景戦であるし、高安にとって若隆景は天敵だし、北勝富士にとってもいまや格上の相手である。

ひょっとしたらひょっとするかもしれないが、まず目指すは勝ち越しか。

ここに霧馬山も3敗で来ていれば面白かったのだが、本日は対戦相手の翔猿が素晴らしかった。

今場所の翔猿は1横綱2大関を下し、間違いなく力をつけているのだが、上位戦ではなく、若隆景、霧馬山といった力士に自分の相撲を取って勝ち切るというのは相当今場所自信をつけているのではないだろうか。

逆に言えば霧馬山としてはさらに上を目指すならばこういうところで落としたくないのだが、本日は翔猿が厳しい相撲を取った。

そして好調なのはわかっていたが、改めてここまで7勝3敗でいることに驚いた。

優勝争いとは話題が逸れるが、明生がどうしてしまったのか。

序盤戦を見るとだいぶ復調してきたと思っていたのだが、気が付けば3勝7敗である。

三役に在位していた頃からの課題ではあったが、同格相手に勝ち切れないところがある。

本日の対戦相手である錦木には申し訳ないが、ここを落とすようではまだまだといったところか。

完全復調はまだ先になりそうである。

明日の注目の割は
玉鷲北勝富士
平幕1敗同士の一番である。

同じ1敗でも玉鷲は上位圏内で結果を残して1敗、北勝富士は上位圏外による1敗である。

単純な力量ならば玉鷲の方が上になるが、北勝富士としてはこういった場面で結果を残すことが出来るかどうか。

本日は高安に、言い換えれば同格以上の相手に敗れたが、内容自体は良かったため、切り替えて臨むことが出来るかどうか。

玉鷲も苦手を下したとはいえ、内容は良くなかったため、修正出来るかどうか。

明日から終盤戦へ突入するため、両者ともに優勝に対する意識は出てくるだろう。

どちらが無心で自分の相撲を取り切ることが出来るかどうか。

そして上記の通り、若隆景が不気味である。
一発逆転があるのではないかという期待もある。

また高安も過去の優勝争いでは先頭を走ることが多かったが、今場所は追いかける展開である。
その結果今のところはのびのびと取っているように思えるが、上記の通り若隆景戦が鍵となるのではないだろうか。

明日から終盤戦へ突入し、優勝争いも佳境を迎える。

上位陣が蚊帳の外という状況はいただけないが、はてさてどうなるものか。