きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

499. 2022年夏場所7日目を勝手に語る

全勝が消えた7日目。
まぁこれに関して驚きは何一つない。

1敗が本日敗れた碧山とその碧山に勝利した佐田の海だけというのは少し驚きがある。

昨日完敗を喫した照ノ富士が遠藤を下して連敗を免れた。

とはいえ磐石には程遠い内容だった。
立ち合いすぐにもろ差しを許し、小手に振って凌ぐ展開から最後は叩き込みで決めた。

今場所敗れた2番を見ても、下がる展開になると脆さを露呈しているため、本日の相撲も見ていて危なっかしいのだが、とにもかくにも連敗しなかったことが何よりか。

しかしこの相撲内容であと8日間取り切るのは無理だろう。

肉体的に厳しいかもしれないが、相撲内容を修正していきたいところである。

一応大関にも目を向けよう。

貴景勝が好調の玉鷲を下して白星先行。

今場所は好調だと思った力士が翌日に敗れる。
玉鷲もそれに該当するような展開であり『玉鷲ここで負けるなよ』と感じるファンも存在すると思うが、本来番付を考えた場合、この結果になるのは不思議なことではない。

この結果が不思議と思われている程、今場所の大関の期待値は相当低いということだ。

貴景勝は7日目にしてやっと本来の相撲を取ったと言える。

優勝ラインはこの先照ノ富士が全勝しない限り、3敗まで落ちる可能性が高いだろう。

貴景勝も展開によってはチャンスがあると思うが、今場所の貴景勝にその力量はないか。
当面の目標は勝ち越しだろう。

御嶽海は力が全く入っていないように感じる。
大栄翔の突っ張りに下がり、途中で右を差したが、ここ数場所見られていた腰の重さが全くない。

関脇時代の御嶽海は強さと弱さが混在していたが、今場所は強さを感じさせる相撲が全くない。

勝ち越しにも黄信号が灯っている状態である。

そしてそれは正代にも言えることである。

お得意様の北勝富士相手に何も出来ず敗れた。

5日目くらいまでは何だかんだ勝ち越しに結び付けてくると思っていたが、ここ数日の内容を見ると、立ち合い当たれていないし、得意の左を差しても勝てないし、攻めも守りも出来ない状態である。

結果として7日目終了して1勝6敗となり、絶望的だった先場所よりもさらに悪い成績である。

極論言えば今場所は角番ではないし、負け越しても番付が落ちないため危機感もそこまで無いといったところか。

活気も感じられないが、この先出場し続ける以上、何かしらきっかけを掴んでいかないと来場所以降にも響くと思うのだが。

大関への足固めの場所としたい若隆景が霧馬山に敗れ4敗目。

二桁のためにはかなり厳しい状況に陥ってしまった。

このところ3連敗中の霧馬山であり、ここ数場所は突っ張りで先手を取られていたため、それを警戒して右に動いたのか。

真意は不明だが、結果として作戦ミスとなり、あっさり叩きに落ちてしまった。

今場所は連勝がなく、波に乗ることが出来ていない。
相手が研究しているのはもちろんのことだが、若隆景自身は考えすぎているような気がしなくもない。

先場所のような攻めの姿勢が少ないように感じるが、単純に先場所のような素晴らしい相撲内容を2場所続けることが難しいということなのかもしれない。

その他力士に目を向けると両小結が好調である。

大栄翔は御嶽海に完勝し、5勝目。
これで1横綱2大関から白星を挙げ、2関脇からも白星を挙げているため、昨日の黒星が悔やまれるところである。

残り8日間、貴景勝戦以外は平幕力士との対戦であるため、格下相手に落とさなければ2回目の優勝も見えてくるだろうが、今場所の展開を見ていると中々うまくもいかないだろう。

もう一人の小結豊昇龍も何気にと言ったら失礼だが、5勝している。

本日も阿炎を速攻相撲で下し、昨日も好調大栄翔相手に完勝した。

こうなると初日の遠藤戦があまりにも勿体なく感じるが、それも結果論か。

昨日も記載したが、隆の勝もそうである。
本日も翔猿相手に完勝であり、ここ数日相撲内容も充実しているが、初日の阿武咲戦が勿体なく感じてしまう。

今場所はそういう力士が多い。
好調だと思った力士が翌日に敗れる、初日呆気ない相撲を取っていた力士が気付けば好成績である。

明日の注目の割はこれといってないが、碧山、佐田の海はどの辺りで上位圏内の力士と割を当てていくのか。

すぐに横綱大関とまでは言わないが、大栄翔、豊昇龍、玉鷲、隆の勝辺りとは早めに当てても良いと思う。

その結果を踏まえて上位戦も検討していけば良いと思う。

とはいえ御嶽海、正代が黒星先行しているため、何とも言い難い状況ではあるのだが。

明日で中日折り返し。
全く展開が読めない。

誰が抜け出すのか。
抜け出せず崩れに崩れるか。
はてさて…