きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

493. 2022年夏場所2日目を勝手に語る

私個人としては初日よりも波乱というべきか意外性が多いと感じた2日目。

まず横綱照ノ富士
昨日大栄翔に完敗し、とても皆勤出来るような状態ではないと思われた中での高安戦。

昨日も記載したが、照ノ富士が高安に勝てるイメージがあまり沸かなかったのだが、苦手を下して初日を挙げた。

結果だけを見るならば横綱が平幕に勝利しただけであり、当然と言えば当然である。

しかし初日から連敗しても何ら不思議ではない程、先場所から精彩を欠いていたため、強敵が続く中で1勝1敗としただけでもかなり大きいのではないかと思わせてしまう。

とはいえまだ序盤も序盤。
この先長いし難敵も続く。

正直な感想として、本日白星を挙げても照ノ富士が皆勤する姿は想像しにくい。

照ノ富士にとっては厳しい場所になるだろうが、皆勤を狙う以上、横綱としての責任を果たしてほしいところである。

そしてその他波乱、意外な結果は御嶽海、貴景勝、若隆景である。

御嶽海は昨日懸念していた結果に陥ってしまった。

まぁ懸念していたから波乱とも言えないわけだが、それでもここでポカを犯してしまうか。

関脇時代の御嶽海を彷彿させる展開だった。

本日は左の使い方が雑だったように感じた。

周囲が初日に躓く中、苦手の高安から白星を挙げただけに本当に勿体ない。

そして貴景勝
貴景勝に関しては霧馬山に勝つこと自体に意外性はないが、問題は相撲内容である。

霧馬山を押し込む事が出来ず、動きも止められる形となった。

この状況に陥れば貴景勝に勝機はないと言っても過言ではないが、そこからまさかのもろ差しで寄り切ることに成功した。

貴景勝にとっては連敗しなかったことが何よりだが、相撲内容は気掛かりである。

先場所も感じられる部分はあったが、押し込む、突き切る事が出来ない展開が増えているように感じる。

周りが研究しているためなのか、それとも貴景勝自身が衰退しているのか。

いずれにしても貴景勝には押ししかない。
それで大関昇進を果たし、優勝も2回果たしている。

意外な相撲内容で初日を挙げたがこれをきっかけに出来るかどうか。

最後に若隆景。
お得意様の玉鷲相手に不覚を取った。

玉鷲が実力者であることに間違いないのだが、両者の合い口、先場所からの若隆景の相撲内容を考慮すれば波乱と言えるのではないだろうか。

今場所の若隆景がどこで負けるか、誰に負けるのかというのは注目であったが、正直それが玉鷲になるとは思わなかった。

若隆景としては実力者の一発を食らったと開き直り、明日以降修正出来るかどうか。

一方玉鷲は関脇相手に連勝。
昨日は阿炎を圧倒し、本日は過去全敗していた若隆景を下した。

優勝経験もあるだけに、この力士の爆発力は侮れない。

正代が初日から連敗となったが、これに関しては私自身波乱でも意外でもないと感じている。

ある意味いつも通りだし、内容も悲観する程のものでもないと感じている。

昨日も記載したが、何だかんだで勝ち越しには結び付けてくるだろう。

大関として目指すのが勝ち越しは如何なものかと思われるかもしれないが、ここ1年の正代の相撲を見ていれば妥当だろう。

一方正代を下した琴ノ若は2日連続の殊勲の星となった。

本日は結果的に逆転勝ちとなったが、正代に圧力負けはしておらず、土俵際の逆転も琴ノ若の柔らかさを活かした一番となった。

関脇阿炎が初日を挙げたが、2場所連続12勝していたときの阿炎らしい相撲だった。

先場所は新関脇で勝ち越したとはいえ、上位戦は御嶽海戦だけに留まったため、悔しさもあっただろう。

この一番をきっかけにしたいところである。

明日の注目の割は
『御嶽海ー琴ノ若
『若隆景ー遠藤』
この2番である。

まだ序盤戦とはいえ、御嶽海、若隆景としてはここで敗れるようならば厳しい場所になるのではないだろうか。

御嶽海としては優勝のためにこれ以上序盤で落とすわけにはいかず、若隆景としては大関への足固めの場所であるため落とせない。

特に御嶽海の対戦相手は先場所終盤戦に敗れており、今場所も2大関を下して波に乗っている。

月並みだが連敗しないことが重要だろう。

若隆景も本日敗れてしまったが、守りに入らないことが重要だろう。

得意の下からの攻め、足を出していくことが鍵となるだろう。

早くも三役以上の勝ちっぱなしが消滅したが、上位陣は踏ん張りどころである。

荒れる展開もたまに見る分には良いが、締めるところはしっかりと締めてほしいところである。

先は長いが、まだまだ荒れそうな夏場所である。