きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

471. 2022年春場所7日目を勝手に語る

今場所初めて3大関安泰となった。

1敗の御嶽海は先場所敗れている阿武咲を冷静に捌いた。

前に出る相撲ではなかったが、阿武咲の当たりに下がることなく、安易な引き叩きではなかった。

初黒星を喫してからもこの2日間は落ち着いて相撲を取ることが出来ているため、この流れで白星を積み重ねていきたいところである。

角番貴景勝がこの2日間活躍が光る玉鷲相手に完勝。

立ち合いの角度、当たりが完璧であり、玉鷲が思わず引いてしまう程であった。

勝っている相撲は見ていて安心できる内容である。
角番脱出まであと3勝だが、この流れならば苦労はしないと思うが。

正代がやっとの思いで2勝目。
明生とは同じ左四つであり、過去の対戦成績も圧倒していたため、正代としては比較的やりやすい相手だったかもしれない。
とはいえ今の正代にそのようなプラス材料も味方するのかどうか不明な状態ではあるのだが。

明生に上手を許す展開となったが、左さえ入れば正代は十分に力を発揮できるため、磐石とは言い難いがそれでも今場所初めて正代らしい相撲だったと言える。

初白星を挙げた時にも記載したが、正直今場所の正代が勝ち越す姿はあまり想像出来ないが、役力士との対戦も残されているため、意地を見せてほしい思いもある。

両関脇がともに白星。

若隆景が大栄翔に攻められたが、左からうまくいなし、その後の逆襲が素晴らしかった。

元来の相撲技術に加え今場所は力強さもあり、そして昨日もそうだがいなしの巧さもある。

成績はもちろんのこと、この先上位戦でどれだけの相撲を取ることが出来るか注目である。

阿炎が曲者の宇良を下して連敗を免れた。

宇良の立ち合いに惑わされることなく攻め込んでいったが、本日も結果的に中に入られて叩く展開となってしまった。

ここ数日攻め切って白星を掴むことが出来ていないが、動きの良さはあるのだろう。

ここらで自分の相撲で白星を挙げていけば波に乗っていくと思われるが、対戦相手も研究しているため中々難しいといったところか。

全勝の高安が北勝富士相手に完勝。

昨日も記載したが、今場所初めて上位圏内の力量を持った力士との対戦とも言え、この先の高安を占う意味でも重要な一番と思っていた。

どこかで四つに組み止めにいくかと思っていたが、四つに拘らず終始突っ張って圧倒した。

序盤戦は力強さという点ではそこまで感じさせない内容だったが、この2日間は力強さを感じさせる内容であり、かつ相撲時間も短い。

日に日に相撲内容に厳しさが増しているため、この先も楽しみである。

その他平幕力士に目を向けると霧馬山が良い相撲を取っている。

重い逸ノ城相手に攻めあぐねる場面もあったが、我慢して相撲を取ることが出来ていた。

元々廻しを引けば強さ、しぶとさを発揮する力士であったが、今場所は得意の形になるのが早い印象を受ける。

その結果御嶽海にも勝利しているため、十分二桁を狙えるのではないだろうか。

明日の注目の割は
『御嶽海ー豊昇龍』
『高安ー若元春』
この2番である。

御嶽海は過去2戦負けなしの相手であるが、今場所の豊昇龍は役力士と対戦を重ねて4勝3敗と白星を先行させており、地力がついている印象を受ける。

廻しを引かれると霧馬山戦の二の舞になる可能性が高いため、御嶽海としては圧力で圧倒したいところだろう。

高安は初顔合わせの相手であり、地力では高安が圧倒していると思うが、今場所の若元春は弟に負けじと左四つに組んでの力強さを感じさせる内容が続いている。

初顔合わせということもあり、この辺りがどのように影響を及ぼすだろうか。

本日は特に波乱のない日だったが、場所を引っ張るであろう力士達が落ち着いて相撲を取っているため、今後の展開もある程度落ち着いてくるだろうか。

直接対決になったときどのような展開になるだろうか。

また高安が上位圏外のため、いつ上位と割を組むのか。
もたもたしているといつものように終盤戦ぐだぐだになるだろう。

照ノ富士が休場したため、その枠に入れるのが望ましいと思うがはてさて。