きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

463. 2022年春場所初日を勝手に語る

本日より初日を迎えた大相撲春場所

初場所終了後から本日までの間、いつも通りの期間であるのだが、何となくいつもより長い期間に感じていた。

まぁとにもかくにも今場所も好き勝手に語っていこうと思いますのでよろしくお願い致します。

さて昨日展望の方でも記載したが、初場所後に上位陣全員がコロナウイルスに感染し、調整具合が如何なものなのか不明であるため、予想も難しいところではある。

その中、今場所注目の新大関御嶽海が初日白星を挙げた。

逸ノ城に突き放され後退する展開となったが、うまく回り込み、その後反撃することが出来た。

先場所も似たような展開で逸ノ城を下しているため、御嶽海としてはある程度余裕を持って取ることが出来ただろう。

大関の初日としては上々の内容であり、白星を挙げたことが何よりだろう。

横綱照ノ富士は新小結豊昇龍を全く問題にせず磐石の内容。

立ち合いはやや高いようにも見えたが、左上手が早く、右もすぐに差して相手にしなかった。

横綱の強さが光った一番と言えばそれまでかもしれないが、豊昇龍の工夫のなさには少し残念だった。

あの形を許したら現役力士で照ノ富士に勝てる力士は存在しないと言っても過言ではないが、その形をあっさり許してしまった。

ここ数場所、照ノ富士に挑む力士は全員策を練って力を出し切っていることが多いが、本日の豊昇龍は何も出来なかった。

まぁ本人が一番悔しい思いをしているだろうから、反省して明日以降臨んでほしいと思う。

角番の2大関に明暗が分かれた。

貴景勝は先場所休場のきっかけとなった因縁の宇良だったが、貴景勝らしい突き押しの強さが見られた。

何をしてくるかわからない相手であるが、恐れず前に出て常に相手を正面に置いていた。

見ていて安心出来る内容だったが、先場所も会心の初日の内容から2日目地獄へ突き落とされたので、とにもかくにも序盤戦で星を落とさないことが重要だろう。

何と言っても貴景勝にとって2日目は鬼門であるため油断できない。

もう一人の角番正代が苦手大栄翔に完敗。

立ち合いの踏み込みは悪くなかったが、大栄翔が自信を持って思い切り突き放してくるのに対応しきれなかった。

正直正代が大栄翔に敗れても番狂わせとは何一つ思えないレベルである。

そして昨日も記載したが、相撲内容にも変化はないだろうから、気持ちを切り替えて臨んでいくしかないと思う。

新関脇の両名にも明暗。

白星を挙げた若隆景はお得意様の玉鷲を冷静に捌いた。

玉鷲相手に初顔合わせから5連勝は素晴らしいことだと思うし、本日も玉鷲の当たりに対して大きく後退することがなかった。

立ち合いの当たりで圧力も伝えているため、玉鷲が体勢を崩す形となった。
若隆景にとっては幸先の良いスタートだろう。

ここ2場所快進撃が続いている阿炎が初日黒星。

先場所も敗れている阿武咲相手だったが、突っ張りで攻め込むことが出来ず、引いて墓穴を掘ってしまった。

先場所までは終盤戦に上位や同格力士と割が組まれ、そこでも大健闘していたが、今場所は15日間同格以上の力士と対戦が組まれることになる。

その中で先場所同等の成績を残すのはやはり至難の技であることを痛感させられる初日だったのかもしれない。

とはいえまだ初日のため、しっかり切り替えて先場所までの攻めの姿勢を貫く相撲に徹することが重要だろう。

そして合い口もあるかもしれないが、本日は阿武咲の当たり、引きに対しての足の運びも素晴らしかった。

引きにばったり落ちるのも阿武咲によく見られる光景ではあるのだが、本日はしっかりと足を運んでいた。

先場所も10勝しているため、今場所も魅せてくれるのか。

私が密かにダークホースに挙げている高安が隠岐の海を豪快に投げ捨てた。

元々お得意様ということもあるし、相四つのため自信を持って取ることが出来たというのもあったかもしれないが、休場明けで幸先の良いスタートだろう。

明日の注目の割は
照ノ富士ー大栄翔』
この一番である。

ここ数場所の初日、2日目の名物の割とも言える。

大栄翔としては毎度100点の相撲を取っているが、照ノ富士の驚異の粘りの前に屈している展開である。

とはいえ照ノ富士にとっては序盤戦で膝に負担のかかる相撲はなるべく避けたいところだろう。

本日磐石の内容だった照ノ富士だが、今場所の調子を図るにはうってつけの相手と言えるだろう。

まだ初日のため何とも言い難いが、上位陣は比較的身体が動いている印象を受ける。

正代に関しても立ち合いは悪くなかったため、初日を挙げたら流れは変わるのではないだろうか。

とはいえ何度も言うようにまだ初日である。
はてさて…