きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

441. このままいけるか御嶽海

大相撲初場所は序盤戦が終了し、ここまで照ノ富士、御嶽海、阿炎の3名が場所を引っ張る展開となっている。

関脇御嶽海は今場所大関への足固めにしたい場所であり、展開によっては今場所で大関昇進の可能性も秘められている。

しかし御嶽海と言えば誰もが強さを認める存在である一方で、強い相撲を取った翌日格下にあっさり敗れるというのがお決まりのパターンにもなっている。

実力では現役大関貴景勝、正代よりも上と言っても過言ではないのだが、上記の問題より15日間総合しての安定感が不足しているため、いまだ関脇の地位に甘んじている。

今場所のここまで5日間は完璧と言っても差し支えない程充実した内容である。

本日初日から5連勝としたが、御嶽海自身序盤戦無傷は『7回目』である。

過去6回の星の並び、最終的な成績は以下の通りである。

①平成30年初場所(関脇)

〇〇〇〇〇〇〇●●●●●〇●●(8勝7敗)※初日から7連勝

 

②平成30年名古屋場所(関脇)

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇●〇〇●(13勝2敗 優勝)※初日から11連勝

 

③平成30年秋場所(関脇)

〇〇〇〇〇●〇●●●●●〇〇〇(9勝6敗)※初日から5連勝

 

平成31年初場所(小結)

〇〇〇〇〇●■休休休〇〇〇●●(8勝4敗3休)※初日から5連勝

 

⑤令和2年春場所(西前頭3枚目)

〇〇〇〇〇〇●●〇〇〇●〇●●(10勝5敗)※初日から6連勝

 

⑥令和2年名古屋場所(関脇)

〇〇〇〇〇〇□●●〇●〇〇〇●(11勝4敗)※初日から7連勝

 

過去6回共通点として挙げられるのが『連敗』である。

しかも初黒星を喫した後に連敗を喫している。

平成30年名古屋場所では一度も連敗することがなかったため、そのまま初優勝を果たしている。

その翌場所は初黒星から連敗を喫することはなかったが、中盤戦以降5連敗を喫している。

御嶽海にとってある意味最も重要なのは、黒星を喫することではなく、黒星を喫した後如何に連敗せずいけるかという点ではないだろうか。

まぁ好成績を残すためには御嶽海だけに限らず全員共通の事ではあると思うが。

ここまでの相撲は間違いなく完璧である。

しかし御嶽海という力士はここから崩れることに定評(?)がある。

全勝でいけることに越したことはないが、年6場所制となった昭和33年以降で関脇以下の15戦全勝はいまだかつてない。

無理とは言わないが、現実的に考えるとどこかで黒星は喫するだろう。

それでも黒星を喫した後、如何にして切り替えることが出来るかどうか。

初黒星後に御嶽海の真価が問われるかもしれない。