きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

439. 2022年初場所4日目を勝手に語る

『おっ!?まじかっ!?』
照ノ富士ー宇良の一番で照ノ富士が土俵際まで攻められた際、思わずこう叫んでしまった。

とその前に貴景勝休場に関して触れておこう。

昨日貴景勝に関して別個に記載したが、結局休場となってしまった。

言い方は悪いが今場所の休場は『逃げ』と捉えられても仕方のないことだろう。

やはり『休場』→『角番脱出』→『好成績』→『休場』という流れを繰り返してしまっている。

大関昇進以降、様々な部位を怪我しているが、怪我が癖になっていることも気掛かりである。

年に1~2場所存在感を見せているかもしれないが、そもそも1年間皆勤出来ないのは如何なものかと感じてしまう。

大関は協会の看板力士であり、ましてや現在1横綱2大関といわゆる上位陣は3名に留まる。

ただでさえ少ない上位同士の割が削れるのだから、怪我をしない身体作りに努めてほしいと願う。

とにもかくにも来場所元気な姿を見せてほしいところである。

さて照ノ富士ー宇良の一番に話を戻すが、私の予想以上に宇良が見せ場を作った。

昨日記載したが、宇良が何を仕掛けても照ノ富士が動じないと予想していたのだが、照ノ富士が動じる場面は見られた。

照ノ富士としてはここ最近では珍しく強引な小手投げで呼び込んでしまった。

上体も伸び切り、いつものように余裕を感じさせる残し方ではなかった。

それでも残してしまうのだからとんでもないのだが、正直この一番に関して照ノ富士は猛省するべきだろう。

かつてあの相撲を取り続けたため膝に爆弾を抱えることになってしまった。

照ノ富士の守りの強さは元来よりあるが、近年の照ノ富士の守りは上体を起こすことはなかった。

本日は特殊な相手だったから例外とも言えるかもしれないが、照ノ富士としては修正して明日以降臨んでいきたいところだろう。

本日のような残し方が続けばさすがに残り11日間持つとは考えにくくなる。

一方宇良は本当にあと一歩だった。
その一歩が遠いかもしれないが、照ノ富士の上体を起こすことに成功したというのは今後の自信に繋がるだろう。

昨日も記載したが、この力士も危険と隣り合わせと言える内容だが、存在感を十分見せてくれている。

2日前の脳震盪があるため楽観視は出来ないのだが。

貴景勝の休場により一人大関となった正代は、若隆景相手に押し出されたと思いきや勇み足で白星となった。

立ち合いの踏み込みは悪くないが、回り込まれて残された後逆襲され、防戦一方であった。

今場所は初日に続いて2つ目の命拾いである。
これを活かしたいところだが、正代の相撲内容を見ていると覇気が感じられないし期待も出来ない。

上位も一人休場し、チャンスと思って貪欲に挑んでほしいのだが。

関脇御嶽海が取り直しの末、明生を下して4連勝。

取り直し前も後も立ち合いの当たり良く、足もしっかり運ぶことが出来ている。

取り直し前の一番に関しても御嶽海有利であり、悪くて取り直しというような内容だった。

この4日間は本当に強さを見せている。
元より実力は貴景勝、正代以上であり、問題は15日間総合しての力量である。
まだまだ安心はできない。

もう一人の関脇隆の勝が遠藤に敗れ2敗。

立ち合い当たってから遠藤にうまく二本差されてしまった。

前さばき、体の寄せ方など遠藤が随所に巧さをみせたのは間違いないのだが、隆の勝としては三役で二桁狙うならばこういうところで落としてはならない。

遠藤は巧さで言えば現役トップに君臨するレベルだが、馬力では上位レベルとは言い難い。

その遠藤相手に立ち合いで押し込めなかったことも課題だろう。

平幕好調力士に目を向けると阿炎、阿武咲は迷いなく自分の相撲を取り切って完勝している。

昨日も記載したが、照ノ富士にとって阿武咲は驚異になる可能性を秘めているため、このまま白星を積み重ねていきたいところである。

明日の注目の割は
『阿炎ー北勝富士
この一番である。

好調の阿炎は先場所敗れている北勝富士が相手である。

先場所阿炎は上位圏内で活躍する力士達との割は5番ほど組まれたが、その成績は2勝3敗だった。

今場所もここまで強さを発揮していることは間違いなく、むしろ圧倒しているほどだが、上位圏内で活躍している力士との割は組まれていないと言ってもいいだろう。

その中北勝富士相手にどれだけ相撲を取ることが出来るかどうか。

先場所は跳ね返される形となったがはてさて。

貴景勝休場に伴い、上位同士の割も減少してしまうのが残念であるが、出場している力士の力戦奮闘に期待したいところである。

崩れそうで崩れない照ノ富士を誰が崩すのか。
明日で序盤戦最終日だが動きはあるのだろうか。