早いもので大相撲秋場所初日まであと5日である。
宮城野部屋でコロナウイルス感染者が出たため、白鵬の休場が確定してしまった。
先場所不死鳥のごとく全勝優勝で復活を果たし、今場所も豊昇龍との割は楽しみにしていただけに残念であるが、こればかりは仕方ないと言わざるを得ない。
現状を踏まえると秋場所を開催しても良いのかどうかも判断が難しいところだが、おそらく開催の運びには至るだろう。
開催された場合、私は出場する力士を全力で応援するまでである。
さて本題に移るが、白鵬の休場が確定したため、秋場所は照ノ富士の1人横綱となる。
年6場所制となった昭和33年以降、横綱へ昇進した力士は照ノ富士で29人目であるが、新横綱の場所で1人横綱となるのは今回で『3回目』である。
過去の2名は『曙』『朝青龍』である。
その場所の結果は以下の通りである。
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年代 |
本人成績 |
優勝者 |
備考 |
曙 |
平成5年春場所 |
10勝5敗 |
若花田(14勝1敗) |
若花田は小結 休場者なく曙が1人横綱 |
平成15年春場所 |
10勝5敗 |
千代大海(12勝3敗) |
前回新横綱の場所の成績について投稿したが、この両力士は新横綱の場所を10勝5敗で終えている。
朝青龍は25回、曙は11回と両者ともに優勝回数二桁を数える名横綱であるが、両者ともに新横綱の場所は物足りない成績となっている。
新横綱の重圧且ついきなり1人横綱の重圧に耐えることが出来なかったのかもしれない。
また両力士ともに初日から1人横綱として迎えているため、場所途中で1人横綱になった者は存在しない。
照ノ富士も急に1人横綱で迎えることになったため、それがどのように影響を及ぼすのか。
緊張、重圧とは無縁のような力士にも思えるが、如何せん膝に爆弾を抱えているため油断はできない。
上記の通り、過去2回だけの記録のため予測は難しいが、面白いことに横綱は10勝5敗、そして優勝力士は役力士となっている。
照ノ富士がここ1年の勢いをそのまま持続させるのか。
それともその他役力士が意地を見せるのか。
はたまた平幕の下克上か。
はてさて…