大相撲名古屋場所まで残り1週間を切っている。
場所の注目は『照ノ富士の綱取り』ともう一つは『白鵬の進退』に関してだろう。
現状報道だけを頼りにするならば状態は全く持って不明と言っても過言ではなく、さらには言動に関しても問題視されているようである。
さすがに大横綱といえど、これ以上の休場は許されないだろう。
『優勝』か『引退』か。
私はこの2つしかないと考えている。
白鵬は数々の大記録を樹立しているわけだが、その中で真っ先に話題に挙がるのが『優勝回数』だろう。
前人未到の44回の優勝を果たしているわけだが、果たして名古屋場所との相性はいかがなものだろうか。
今回は名古屋場所だけでなく、他の場所とも比較を行っていこうと思う。
※カッコ内数値は優勝回数
全勝場所数 |
1場所(1) |
14勝場所数 |
4場所(3) |
13勝場所数 |
0場所(0) |
12勝場所数 |
4場所(0) |
11勝以下場所数 |
5場所(0) |
優勝回数 |
4回 |
全場所数 |
14場所 |
優勝割合 |
0.286 |
13勝以上割合 |
0.357 |
全勝場所数 |
4場所(4) |
14勝場所数 |
2場所(2) |
13勝場所数 |
2場所(2) |
12勝場所数 |
2場所(0) |
11勝以下場所数 |
3場所(0) |
優勝回数 |
8場所 |
全場所数 |
13場所 |
優勝割合 |
0.615 |
13勝以上割合 |
0.615 |
全勝場所数 |
4場所(4) |
14勝場所数 |
2場所(1) |
13勝場所数 |
1場所(1) |
12勝場所数 |
0場所(0) |
11勝以下場所数 |
6場所(0) |
優勝回数 |
6回 |
全場所数 |
13場所 |
優勝割合 |
0.462 |
13勝以上割合 |
0.538 |
全勝場所数 |
2場所(2) |
14勝場所数 |
4場所(3) |
13勝場所数 |
2場所(2) |
12勝場所数 |
2場所(0) |
11勝以下場所数 |
4場所(0) |
優勝回数 |
7回 |
全場所数 |
14場所 |
優勝割合 |
0.5 |
13勝以上割合 |
0.571 |
全勝場所数 |
2場所(2) |
14勝場所数 |
4場所(3) |
13勝場所数 |
3場所(2) |
12勝場所数 |
0場所(0) |
11勝以下場所数 |
5場所(0) |
優勝回数 |
7回 |
全場所数 |
14場所 |
優勝割合 |
0.5 |
13勝以上割合 |
0.643 |
全勝場所数 |
1場所(1) |
14勝場所数 |
6場所(6) |
13勝場所数 |
2場所(1) |
12勝場所数 |
2場所(1) |
11勝以下場所数 |
3場所(0) |
優勝回数 |
9回 |
全場所数 |
14場所 |
優勝割合 |
0.643 |
13勝以上割合 |
0.714 |
今回はグラフにした3つの記録に焦点を置いているが、13勝以上割合を算出理由としては、優勝に必要な成績と呼べるからである。
ここ2場所12勝による優勝が続いているが、第一人者の復活を印象付けるにはやはり13勝以上の優勝が理想だろう。
平均値でみるならばに九州場所が好成績を収めることが多く、初場所は苦戦を強いられている。
これらの割合でみると、白鵬は東京場所よりも地方場所の方が得意である傾向はある。
優勝回数は東京場所が17回、地方場所が24回である。
結局東京でも17回優勝を果たしているわけだが、地方場所との差は開いている。
そして名古屋場所だが、平均値でみると3~4番目の記録であり、可もなく不可もなくと言ったところか。
地方場所だけで見ると最も平均値が低い結果となっている。
そして名古屋場所で優勝を果たしたのは平成29年が最後である。
ちなみにこの名古屋場所の優勝が白鵬自身最後の連覇を果たした場所でもある。
第一人者白鵬も4年間連覇がないのである。
白鵬自身、横綱へ昇進以降優勝を逃した連続場所数は平成28年名古屋場所~平成29年春場所の5場所だったが、令和2年7月場所~先場所で6場所連続と更新してしまった。
第一人者として角界を引っ張ってきた絶対的な強さを知っているだけに復活を願う一方、年齢を考えると15日間取り切るだけの体力面が問題視される。
上記の通り『優勝』か『引退』しかないと考えている。
成績不振に陥っても休場という選択肢だけはしないでいただきたい。