きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

328. 2021年夏場所初日を勝手に語る

本日より大相撲夏場所が初日を迎えた。

日展望の方でも記載したが、楽しみより不安が勝る場所になりそうであるが、場所が開幕した以上、全力で応援し、そしていつも通り好き勝手語っていきたいと思いますのでよろしくお願い致します。

今場所は初日から3日間、昨年春場所以来の無観客による開催であるが、やはり違和感が生じる。

これに関しては力士達だけではなく、観戦者(視聴者)も慣れていくしかないだろうが。

さて土俵に目を向けると、横綱不在であるため出場している力士で最高位となる大関だが、4大関安泰となった。

今場所の焦点である大関復帰を果たした照ノ富士は、明生相手に力相撲で圧倒した。

もろ差しを許したが、強引に小手に振ることなく、すぐに腕を極めて圧倒した。

とはいえ抱える相撲は膝の事も考慮すれば避けたいところである。

まずは久々の大関としての白星に安堵したことだろう。

明日以降は左前ミツを狙う相撲に徹してほしいところである。

朝乃山は苦手大栄翔相手に辛勝。

立ち合い踏み込めず、大栄翔の当たりをまともに受ける形となったが、左でうまくあてがうことが出来たため形勢逆転した。

決して良い内容ではないが、初日に苦手を下したことは大きいだろう。

明日以降立ち合いを修正し、右四つの型で白星を掴みたいところ。

貴景勝は先場所敗れた若隆景を寄せ付けず完勝。

元々小兵力士相手には比較的強いが、いつもならば冷静に相手を見ながら突き放すことが多かった。

しかし本日は突っ張りの回転良く、恐れず前に出た。

まだ初日だが身体は動いている様子である。
この流れで白星を積み重ねていけば面白くなるだろう。

角番の正代は北勝富士を冷静に捌いて初日白星。

立ち合いの踏み込みは比較的良く、その後も北勝富士に攻めさせることなく、最後は冷静に叩き込んだ。

大関昇進を果たした頃の踏み込みとまではいかないが、先場所よりは立ち合いも悪くない様子である。

先場所は立ち合い踏み込めず、その中で引き、叩きを多用していたため、とにかく立ち合いに集中することだろう。

関脇に目を向けると関脇へ復帰した高安が曲者 翔猿を下して白星発進。

先場所終盤戦に苦杯を舐めた相手だが、恐れることなく前に出ることが出来た。

先場所二桁の成績を残したため、大関の足固めのため今場所も二桁に乗せたいところ。

もう一人の関脇 隆の勝も白星発進。

立ち合いやや押し込まれたが、足腰はしっかりしておりどっしり構えて攻め返した。

良い内容と言えば良い内容だが、やはり立ち合い遅れて立つことが目立つとも言える。

また本人が『待っただと思った』と発言していたが、この発言も比較的多く聞かれるような気がする。

やはりこの力士はもっと立ち合いに集中することだろう。
しっかり踏み込むことが出来れば取りこぼしも減少するだろう。

明日の注目の割は
貴景勝ー御嶽海』
この一番である。

少し前までは何かと因縁めいた割でもあったが、対戦成績はほぼ五分である。

貴景勝としては大関昇進以降、2日目、3日目の黒星が多く、さらには難敵相手である。

優勝争いのためには序盤戦で落とすわけにはいかないため、難敵を下して波に乗りたいところだろう。

まだ初日のため何とも言い難いところだが、番付通りの結果となっている。

4大関が場所を引っ張っていくのかどうか注目である。