初場所が千秋楽を迎え、退屈な日々を送っている数日だが、徐々に相撲を観ない生活にも慣れはじめてくる頃でもある。
先日大栄翔の優勝により幕を閉じた初場所だが、これで昨年初場所から6場所連続で異なる力士の優勝が続いている。
ちなみに歴代最高は平成2年九州場所~平成4年初場所までの『8場所連続』である(千代の富士、霧島、北勝海、旭富士、琴富士、琴錦、小錦、貴花田)。
そして今回の大栄翔の優勝によって約20年ぶりの記録も誕生した。
それは『日本出身力士の3連覇』である。
ちなみに20年前は平成13年夏場所から秋場所にかけて貴乃花、魁皇、琴光喜であった。
また先場所時点で日本出身力士の連覇を達成したわけだが、これも異なる力士での連覇となれば上記の魁皇、琴光喜以来であった(同一力士の連覇は平成29年初・春の稀勢の里)。
さらに余談だが、異なる力士の日本出身力士の連続優勝は『6場所連続』が最多である。
それは上記の平成2年九州場所~平成3年秋場所までの力士達である。
だからどうしたと言われたらそれまでの記録であるが、白鵬の休場が続いている中では日本出身力士の優勝も珍しいものではなくなったということである。
白鵬が出場すると白鵬が結果を残し、また白鵬が皆勤して優勝を逃した場合、同じ横綱の鶴竜が優勝を果たしている。
最後に白鵬が皆勤した中で日本出身力士の優勝は平成29年初場所の稀勢の里が最後である。
ちなみに白鵬が横綱に昇進して以降、白鵬が皆勤した中で日本出身力士の優勝は稀勢の里と琴奨菊の2名だけである。
貴景勝、御嶽海が2回の優勝を果たしていても、この4場所白鵬は皆勤していない。
来場所はおそらく白鵬も出場してくるだろうが、そろそろ引導を渡してほしいところである(決して白鵬の負けを願っているわけではないが)。