きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

244. 優勝記録に関するあれこれ

1年納めの大相撲11月場所まであと1週間。

徐々に高揚感が湧いているのだが、本日は優勝記録に関して色々記載したいと思う。

今年は年5場所だが、ここまでの優勝力士は

『徳勝龍、白鵬照ノ富士、正代』とそれぞれ別々の力士が優勝を果たしている。

以前こちらでも記載したが、年6場所制となった昭和33年以降、別々の力士が優勝を果たしたのは『昭和47年』『平成3年』の2回だけである。

年5場所とはいえ、リーチをかけている状態である。

またあと2つ歴代1位の可能性を秘めている記録が

『関脇以下の4場所優勝』

『平幕の3場所優勝』

この2つである。

前者においてはタイ記録であり、過去は『昭和47年』『平成4年』にも達成されている記録である。

ここでも昭和47年が顔を出す結果となっている。

平成4年の優勝者の顔触れは

貴花田(平幕)、小錦大関)、曙(関脇)、水戸泉(平幕)、貴花田(小結)、曙(大関)』である。

この年は曙が大関へ昇進し、翌年には横綱へ一気に駆け上がる時期だった。

後の大横綱貴乃花大関への足固めをしている年であり『曙貴時代』が動き出した時代でもあった。

そして後者の『平幕の3場所制覇』だが、過去平幕の2場所制覇は上記で挙げられている『昭和47年』『平成3年』『平成4年』の3回であり、現在令和2年は11月場所で平幕力士が優勝すれば歴代1位の記録更新ということになる(余談だが、平成3年は琴富士、琴錦が史上唯一となる2場所連続平幕優勝を達成している。さらには両力士は同部屋だった)。

この2つの記録に関しては、正直に言えば『不名誉な記録』と呼べるものだろう。

『混戦』と言えば聞こえは良いが、上位陣の不甲斐なさを露呈する記録でもある。

それは何度か記載している通り、大関の優勝が21場所連続で果たせていないことにもある。

ちなみに今年で『3年連続3場所以上関脇以下が優勝』という記録を達成している。

実は昨年2年連続の時点で史上初だったのだが、今年はその記録をさらに更新する形になった。

昨日記載した年間最多勝の記録でもそうだが、過去の最少記録、言い換えれば不名誉な記録更新を次々に達成してしまっている。

混戦はたまに見る分には良いが、続くとさすがに『低次元』を露呈する結果となってしまう。

この状況を打開するほどの力士の誕生を望むが、まだ数年の時間を要するだろう。

私個人としては『霧馬山』『琴勝峰』『豊昇龍』『狼雅』辺りに期待を寄せているが、狼雅は幕下でやや苦戦している状況である。

はてさてどうなるものか…