きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

222. 大関2場所目の成績②

明日から大相撲秋場所が初日を迎える。

先程記載した展望も閲覧していただけると幸いである。

1年以上前にも同題名で記載したことがあるのだが、今回は新大関の成績も加味した上で記載していきたいと思う(過去の記載はこちらを)。

先場所新大関の場所で12勝を挙げた朝乃山だが、まず新大関の場所で12勝を挙げた力士は朝乃山を含め『6名』である(年6場所制となった昭和33年以降)。

朝乃山を除く過去5名の翌場所の成績は以下の通りである。

四股名

1場所目

2場所目

柏戸

12勝(次点)

11勝

清國

12勝(優勝)

9勝

大乃国

12勝(次点)

11勝

北勝海

12勝(次点)

8勝

貴ノ浪

12勝(同点)

9勝

一般的に12勝は『低次元』と呼ばれることが多いものの、1つの優勝ラインといえる成績であり、そのため新大関の場所は『全員優勝次点以上』の成績である。

ちなみに先場所の朝乃山の成績も次点であった。

しかし翌場所に目を向けると、柏戸大乃国は11勝を果たし、大関としての面目は保っていると言えるが、その他3名はクンロクレベルに終わっている。

大関の場所で『12勝以上』という括りならば、さらに4名加えられるが、その4名の翌場所の成績は以下の通りである。

四股名

1場所目

2場所目

若羽黒

13勝(優勝)

7勝

佐田の山

13勝(次点)

9勝

栃東

13勝(優勝)

10勝

白鵬

14勝(優勝)

13勝(次点)

こちらも新大関の場所は佐田の山以外『優勝』であり、その佐田の山も『次点』である。

しかし上記と同様、翌場所に目を向けると、白鵬以外の力士の成績は平凡な成績と言える。

若羽黒に至っては負け越しを喫している。

余談だが、白鵬は関脇時代の成績を含めると『13(次)→13(次)→14(優)→13(次)』と横綱レベルの成績を収めていたが、関脇時代の成績が加味されることはなく、この時点での横綱昇進は見送られる結果となった。

ちなみに後に後に横綱へ昇進した力士の1場所目、2場所目の成績は以下の通りである。

 四股名

1場所目

2場所目

大鵬

10勝

12勝(次点)

栃ノ海

9勝

10勝

北の富士

10勝

10勝

玉の海

9勝

9勝

琴櫻

8勝

10勝

輪島

11勝(次点)

11勝(次点)

北の湖

10勝

13勝(優勝)

三重ノ海

8勝

2勝6敗7休

若乃花2

9勝

13(優勝)

千代の富士

11勝(次点)

13勝(次点)

隆の里

11勝(次点)

11勝

双羽黒

10勝

10勝

北勝海

12勝(次点)

8勝

旭富士

11勝

14勝(優勝)

全休

9勝

貴乃花

11勝(次点)

14勝(優勝)

若乃花3

9勝

12勝

武蔵丸

9勝

12勝(次点)

朝青龍

10勝

14勝(優勝)

日馬富士

8勝

10勝

稀勢の里

11勝

9勝

鶴竜

8勝

9勝

※先に上記で記載した力士は省略。また昭和33年以降に大関横綱へ昇進した力士のみ記載。

 

1場所目、2場所目ともに二桁勝利を果たした力士は13名であり、その内両場所ともに優勝次点以上の力士は4名(輪島、千代の富士貴乃花白鵬)である。

それぞれの数字に関して多いか少ないかはなんとも言えない所だが、大関2場所に優勝を果たした力士の横綱昇進率は『100%』という面白いデータは存在する。

ちなみに大関2場所目の優勝は上記の通り5名(北の湖、二代目若乃花貴乃花旭富士朝青龍)だが、横綱昇進までの昇進場所はそれぞれ大きく異なる。

とはいえ横綱昇進率100%というのは非常に興味深い。

今場所は両横綱が初日から休場のため、東大関 朝乃山が番付最高位である。

とはいえ、かれこれ大関の優勝は平成29年初場所稀勢の里以来、20場所遠ざかっている。

最高位大関の優勝は平成28年秋場所豪栄道以来である。

朝乃山としては両横綱不在のチャンスをモノにし、データ通りの結果を導き出せるのか楽しみなところである。