きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

209. さて、終盤戦の割をどうする?

大相撲七月場所も後半戦へ突入し、白鵬、朝乃山を中心として優勝争いも星の潰し合いが始まっている。

優勝争いを考えた上で外せない話題が『割の編成』である。

これに関しては『毎場所の文句シリーズ(私が勝手に命名)』で記載しているのだが、ここ数年終盤戦の割の編成がかなり雑になっている。

昨年の夏場所から『千秋楽の割は14日目を終了してから編成する』という形を取っているが、これに関しては素晴らしい考え方だと思っている。

しかしこれにあぐらをかいている気がしてならない。

『千秋楽に帳尻合わせるからいいでしょ?』みたいな考え方をしている気がするのである。

今場所も10日目の割が発表された瞬間、この先の白鵬の割が事実上決定した。

順にいけば
北勝富士→大栄翔→御嶽海→正代→朝乃山→貴景勝
となるだろう。

この割自体に大きな問題はないのだが、照ノ富士がこのまま1敗で追走してくると話が少し変わってくる。

早々と割の変更を考慮するならば、大栄翔戦が変更される可能性が高いだろう。

この対応が遅れるといつも通り割が詰まってしまい、この中で不調である貴景勝戦の割崩しを行うことになるだろう。

しかし貴景勝側から見ると、角番場所において仮に白鵬との割が崩された状態で勝ち越しを果たしたとしても『白鵬と対戦してないから勝ち越せた』と批判の対象になる可能性が高い。

そのため角番大関及び不調の上位力士は展開次第で『早めに割を組む』ことも考え方の一つとしてあるのではないだろうか。

番付順にいけば白鵬貴景勝は千秋楽だが、優勝争いをしている力士同士の対戦を千秋楽に持っていき、不調の上位戦は中盤辺りに持っていくという具合だ。

今場所の白鵬を例に、中日以降の具体例を挙げると
輝→北勝富士貴景勝→大栄翔→御嶽海→照ノ富士→正代→朝乃山
といった具合に照ノ富士戦の割を組む余裕も生まれてくると考えている。

仮に照ノ富士の成績が下降していくようならば、その他前頭中位~下位のそこそこ好調な力士を当てれば良い。

今場所で言えば玉鷲、妙義龍辺りが該当するか。

その力士達も下降線を辿るようならば、元々対戦予定だった平幕力士を当てれば良い。

そもそも本日の白鵬は碧山と割が組まれたが、これも少し悠長過ぎると思う。

碧山はここまで3勝5敗と決して調子が良いとは言えず、さらに白鵬戦は22戦全敗である(1勝は不戦勝)。

そのため早々北勝富士と組んだ方が良いと考えている。

とにかくファンが納得する編成をしていただきたい。

15日間などあっという間だ。
悠長なことをしている暇などないぞ。