ついにともいうべきか、大相撲の力士からも新型コロナウイルス陽性が確認されたとのことである。
これに関しては仕方ないだろう。
相撲という競技を行っている以上、稽古している段階で『密接』『密集』が避けられないのだから。
とにかく感染した力士に対し、適切な措置をとり、これ以上の感染拡大を防ぐことである。
また感染者が出た部屋の力士も含め、適切な措置が必要だろう。
そして最大の問題点は、春場所の展望でも記載したが『感染した力士へのケア』である。
それは上記のコロナウイルスに対する措置ではなく、『自分のせいで場所が中止になる』といった精神面の問題である。
『自分はコロナにかからない』と無責任な行動を取っていたのならさすがに弁解の余地ないが、春場所を開催する前からコロナウイルスへの最善策は、協会としてもやってきた自負はあるだろう。
そのためこの感染した力士も予防はしっかりしていたはずだ。
その中でも感染してしまった。
上記の通り、これはもはや仕方のないことである。
それでも罪の意識は生まれてしまうだろうし、さらには責める者も存在するだろう。
『夏場所は中止か?』
という報道も目にするが、私からしたらそんな問題はどうでもいいことに等しく、とにかく感染した力士への精神面も含めた適切な措置を行ってほしいということである。
真の大相撲ファンは今回の一件で責めることなどしない。
そしてこの問題が終息し、再び場所が迎えられることを願う。