きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

178. 2020年春場所中日を勝手に語る

思わず『あっ!ばか!』と声を発してしまった。

何を隠そう朝乃山に対してである。

学生時代からのライバルである豊山相手に痛すぎる黒星となった。

立ち合いの踏み込みは悪くなく、右を差せないながらも圧力をかけ、さらには右から崩して攻めてもいた。

しかしその後押し合いの中でまさかの叩く動きを見せた。

そして細かいことを言えばやはり左の使い方も甘かった。

何度か記載しているが、朝乃山は左前ミツを狙う立ち合いがなく、本日も立ち合いから抱え込みにいく展開だった。

初黒星を喫した2日前とは比べ物にならないほど、本日の一番は最悪である。

初黒星を喫した御嶽海戦は『相手が素晴らしすぎた』の一言で済む内容であり、問題は連敗せずに切り替えられるかどうかだった。

そして昨日気持ちを切り替え、苦手の遠藤を下した。

その中迎えた本日、学生時代ライバルだったとはいえ、ここ1年で大きな差を付けている相手に最悪の相撲で黒星を喫してしまった。

これで中日を終えて6勝2敗。
目安の12勝を考えたとき、横綱戦2つを残して6勝1敗ペースは中々難しい条件である。

内容次第では11勝でも昇進という声も上がっているが、最低でも横綱1人からは白星をもぎ取らなければ、そのような意見も消えるのではないだろうか。

とにもかくにもこれ以上同格相手に負けるわけにはいかず、さらには横綱戦勝利も絶対条件と言っても過言でない程、状況は悪化したということである。

そして精神面も気になるところである。

何度も記載しているが、豊山とはライバル関係だったとはいえ、この1年で自身の方が上だという自覚も少しはあっただろうが、それを打ち砕く結果となってしまった。

とにかく切り替えていくしかない。

雑な面が出始めているが、何とか修正していくしかない。

先場所も中盤戦連敗があったため、朝乃山としては真価を問われることになるだろう。

もう一人真価を問われていた力士が御嶽海であったが、鶴竜のぶちかましに為す術なく敗れ去った。

こちらも最悪である。

確かに鶴竜の当たりは厳しかったが、それにしても一方的すぎる。

これが15日間総合して力を発揮できない御嶽海の弱さである。

この連敗は横綱相手のため、単純に考えれば仕方ないかもしれない。

しかし内容が最悪のため、失望してしまうのである。

完璧な6日間がこの2日間で全て台無しとなるレベルである。

本日1日だけで朝乃山、御嶽海への失望がものすごいレベルに達している。

他に書きたいことがなくなってしまった。

とりあえず明日の取り組みに目を向けると
『朝乃山ー正代』
やはりこの一番になるか。

朝乃山は切り替えて臨めるかどうか。

正代も3連敗中は内容が崩壊しつつあったが、本日は完璧な相撲だった。

しかもここ2場所朝乃山は正代に連敗している。

両者は基本的にケンカ四つであるが、正代は右四つでも攻めることが出来るため、朝乃山としては左上手が重要になってくる。

そもそも朝乃山は右を差し勝つことが出来るかどうか。

やはり左前ミツ狙いが重要ではないだろうか。

数場所前からその立ち合いも出来る力量を身に付けてきているため、無理難題ではないと思うがはてさて。

明日より後半戦に突入する。
朝乃山にとって試練の後半戦が始まる。