きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

133. 2019年九州場所10日目を勝手に語る

九州場所も中盤戦が終了。

2敗力士も朝乃山1人となった。

その朝乃山だが、明生との注目の一番にて圧巻の内容だった。

立ち合い踏み込み良く、左上手が早く、右も差し勝ち、万全の形だった。

先場所は巻きかえを許したが、前へ圧力をかけているため、それも許さなかった。

新三役の今場所だが、ここまではほぼ完璧だろう。

終盤戦もこの内容が続くならば、先頭に白鵬がいても『ひょっとしたら』も出てくるだろう。

白鵬も磐石な内容で首位キープ。

得意な碧山ということもあり、勝つ自信しかなかったのではないだろうか。

碧山には悪いが、正直観戦しても期待できるものは何もなかった。

貴景勝も磐石な内容で3敗を守った。

琴勇輝も怪我から復調し、侮れない相手であったが、常時貴景勝の間合いで圧力をかけて突き放していった。

4連勝中の内容をみていると5日目、6日目の内容が悔やまれる。

貴景勝同様、復調の兆しをみせていた御嶽海が苦手竜電に敗れ、二桁を挙げるためには後が無くなった。

本日も立ち合い悪くなく、左四つ右上手を引いて万全だったが、竜電にも上手を引かれ残されてしまった。

御嶽海は左四つでもある程度相撲を取ることが出来るが、左四つで組み合うならば竜電の方が一枚上手である。

御嶽海としてはおっつけ、ハズ押しで攻めるか、もろ差しで攻めたいところだった。

これで5勝5敗となり、残りの対戦相手は白鵬貴景勝、阿炎、遠藤、朝乃山と皆役力士であり、厳しいと言わざるを得ないが、御嶽海の力量ならば不可能とも言い切れない。

反面あっさり負け越してしまいそうな印象もあるため、意地を見せられるかどうか。

特に朝乃山戦はターニングポイントになる可能性もある。

明日の取り組みは、上位陣、朝乃山にとっては自分の相撲を取りきれば問題ないと思うが、『貴景勝ー碧山』は波乱があるかもしれない。

貴景勝が連勝中の内容で相撲を取りきれば問題ないと思うが、碧山の叩きを変に意識して消極的になってしまうと墓穴を掘る可能性もある。

一度敗れたときが変化だっただけに、貴景勝は叩きを意識せず、しっかり足を出していけるかどうか。

貴景勝としては自分との戦いと言えるだろう。

明日から終盤戦である。

このまま白鵬が逃げ切るのか。
それとも誰かが引きずり下ろすのか。

貴景勝、御嶽海、阿炎辺りがその可能性を秘めているがはてさて…