きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

130. 2019年九州場所7日目を勝手に語る

4日ぶりに上位陣安泰。

1敗の白鵬は昨日記載した『余計なこと』はしなかったが、もろ差し狙いで来るとは思わなかった。

結果としてもろ差しは果たせなかったが、冷静に宝富士を捌いた。

取り組みでは余計なことをしなかったが、勝負がついたあとダメ押しとは異なるが『左手を振り回す』余計な動きが見られた。

なぜ余計なことをしてしまうのだろうか。

こんなどうでもいいことで大横綱の名が汚れてしまうのはバカバカしいため、本当に止めていただきたい。

大関は連敗を止めた。

高安は玉鷲相手に土俵際まで攻められたが、相手の突っ張りをうまく下から跳ね上げて形勢逆転した。

気迫だけは衰えておらず、本日も気迫だけで相撲を取っていたような感じだった。

今場所の高安に内容を求めるのは酷だろう。

気迫を全面に出しても昨日までのように、気持ちと身体がバラバラになることも多いだろうが、何とか白星を積み重ねて流れを掴みたいところ。

貴景勝は合い口の良い妙義龍を冷静に捌いた。

左から張られても慌てず、前に出ることだけを考えていた様子である。

何度も記載しているが、安易な叩きわいなしに頼らず、押しに徹することだろう。

新小結朝乃山が立ち合いから左上手を引き、右四つの自分の形なって白星を掴んだ。

踏み込みも良く、攻めの姿勢を貫いていたが、一つ気掛かりなのが『上手が一枚のまま攻めている』ことである。

これでは十分に引き付けることが出来ず、相手の差し手も殺すことが出来ないため、逆転を許す可能性も生まれてしまう。

本日は攻めきれたから良かったが、ここらへんは今後の課題だろう。

本日終了し、三役以上は白鵬、朝乃山を除く6名が3敗以上である。

期待の若手が上位に躍進してはいるが、やはりまだ安定して二桁勝利できるような力量は持ち合わせていないということである。

ましてや優勝ラインの13勝などは想像しにいくのが現状だ。

連日記載しているが、今場所の白鵬は磐石とは言い難い内容である。

それでもここまで唯一の1敗で単独トップである。

今場所の大栄翔のように単発では白鵬を脅かすことが出来ても『15日間総合しての力量』という点では、未だに白鵬と肩を並べる力士がいないということである。

今場所の場合、何とか朝乃山には食らい付いてほしいところだが。

明日の注目は
『阿炎ー朝乃山』
『遠藤ー北勝富士
小結同士の対戦2番である。

4小結はそれぞれ持ち味を発揮して好調であるため、熱戦を期待したい。

そして朝乃山としては阿炎の突っ張りに対して、顎を上げないこと、そして土俵際に注意することだろう。

今場所の阿炎は、突っ張りに重みが出てきているため要注意である。

明日で早くも折り返しの中日である。

はてさて…