きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

129. 2019年九州場所6日目を勝手に語る

中盤戦へ突入した九州場所は、開始早々8名いた1敗力士が1名だけになった。

残った1名が第一人者 白鵬である。

注目の明生戦はあっさり勝負がついてしまった。

明生としては、結果的に待ったとなってしまった最初の立ち合いを出来なかったことが悔やまれる。

あの立ち合いも白鵬得意の右四つにはなっていたが、明生としては良い当たりをしたと言える。

2度目の立ち合いは、白鵬の左張り差しでバランスを崩してしまい、全く勝負にならなかった。

白鵬としては冷静に捌いた一番となり、今場所磐石とは言い難い内容ながらも、周りが崩れていくという追い風が吹き始めている。

百戦錬磨の白鵬としてはこのチャンスを不意にするはずがないだろう。

期待の新小結 朝乃山は遠藤に敗れ2敗に後退。

本日の一番は遠藤を褒めるべきだろう。

立ち合いは朝乃山がしっかり踏み込み、右も覗かせ圧力も十分かけていた。

しかしそこから遠藤が左をうまく巻きかえた。

遠藤の巻きかえの巧さ、前さばきの巧さは現役力士の中で白鵬と肩を並べるほど群を抜いている。

本日は遠藤が良すぎたため、朝乃山としては気にせず明日以降も立ち合いに集中してほしいところ。

大関陣が2日連続揃って黒星。

貴景勝は足が出ておらず、さらにはバタついており、ちぐはぐな内容である。

今場所はすぐいなしにいってしまっていることが気掛かりである。

足を出すことへの意識、そしてもう少し我慢してしつこく攻めていく必要があるだろう。

そしてさらに深刻なのは高安である。

相撲内容が崩壊している。

思えばよく初日にあれだけの相撲を取ることが出来たのか不思議な程だ。

連勝すれば流れも変わる可能性があるが、今の高安からは覇気も感じられない。

まだ場所は半分以上残されているが、かなり厳しくなってきた。

大関昇進を目指す御嶽海も全く相撲にならず4敗目。

高安以上に覇気がなく、攻める意識がまるで感じられない。

明日の注目は
白鵬ー宝富士』
この一番である。

過去は13ー2と白鵬が圧倒しているのだが、白鵬平成28年春場所名古屋場所まで33連勝していた頃、宝富士はその際に連勝が始まる前の一番と連勝を止めた一番をモノにしている。

要はこの一番『白鵬次第』と言える一番である。

白鵬が余計なことをすれば宝富士にもチャンスが生まれるのである。

この時期の白鵬は『左張り差し、右かち上げ』を主体とした立ち合いをしており、宝富士はしっかりこの対策を練っていたため勝利することが出来た。

順当に白鵬が左前ミツ狙いの立ち合いに徹すれば全く問題ないと思う。

白鵬の立ち合いに注目である。

早くも全勝が消え、1敗も白鵬はだけとなってしまったが、好調の小結北勝富士、朝乃山が何とか食らい付いてほしいところである。