きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

124. 2019年九州場所初日を勝手に語る

本日より大相撲九州場所が初日を迎えた。

今場所も15日間、勝手に語っていこうと思う。

まず初日早々鶴竜が休場。

休場自体に関しては残念という感想だが、休場届けを提出するのが初日というのが解せない。

もう少し早く提出していれば割り返しも可能だっただろうに。

まぁ本日の稽古場で痛めたということで仕方ないと言えば仕方ないのだが、拍子抜けである。

場所に目を向けると休場明けの第一人者 白鵬が先場所敗れている北勝富士相手に完勝した。

立ち合いかち上げて上体を起こし、相手の頭が下がった所を叩き込んだ。

先場所も同じく初日に顔を合わせて敗れているだけに、まずまずのスタートを切ったと言える。

大関3名は全員白星ならず。

白星を挙げた休場明けの高安は、体当たりから突っ張りという流れで完勝した。

上体はやや高いが、圧力はしっかりかけられており、腕も良く伸びていた。

まだ初日のため左肘の状態も完全に把握できているわけではないが、初日としては完璧な内容だろう。

大関復帰を果たした貴景勝隠岐の海にほとんど何もさせず完勝した。

先場所負傷した左胸筋だが、左はハズ押しが見られていたため、とりあえずは良好な様子である。

唯一黒星を喫した豪栄道だが、苦手遠藤相手に差し負けて、上手も許すという絶対に避けたい形になってしまい敗れた。

しかもただ敗れただけならまだしも、足首も負傷した様子である。

過去にも何度か足首は負傷しているため気がかりである。

大関昇進を目指す御嶽海は白星スタート。

妙義龍に上体を起こされたが、我慢して突き放して最後は引き落とした。

完勝とは言えないが、初日の入り方としては悪くないだろう。

一方大関復帰を狙う栃ノ心は明生の鮮やかな下手捻りにより黒星スタート。

栃ノ心は先場所から見ると、腰高自体は変わりないが、立ち合いの当たりの強さは比較的戻ってきている印象を受けた。

しかし上記の通り、腰高であり、さらには脇が甘いため、あっさりもろ差しを許した。

得意の左上手を引いていたが、肩越しのため引き付けられず、これでは力が半減してしまう。

何度か記載したことがあるが、特例復帰の場所で初日、2日目いずれで黒星または連敗を喫した場合、大関復帰の確率は『0%』である。

まだ初日と言えばそれまでだが、嫌なデータであるため、栃ノ心は切り替えて明日以降集中していけるかどうか。

まだ初日のため、怪我の具合なども含め、不明な点は多い。

期待力士の一人である朝乃山に至っては、不戦勝のため相撲すら取っていない。

その中明日の注目は何と言っても
貴景勝ー朝乃山』である。

貴景勝としては自分の相撲を貫くことが出来るかどうか。

一方朝乃山は組み止めたい所だが、押し相撲相手の対策が不十分な面も目立つ。

今場所はそれが克服できているかどうか注目である。

貴景勝が勝つ場合短い相撲であり、朝乃山が勝つ場合ある程度時間を要するのではないだろうか。

はてさて。