きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

118. 立呼出 拓郎の暴力事件に関して

立呼出 拓郎が若手の呼出に暴力を振るったという事件が発覚した。

この事件を耳にしたとき、私の感想は『何してくれてんだバカが』だった。

貴ノ富士の暴力事件からまだ日は浅く、その中で発覚した問題である。

簡潔にまとめると、若手の呼出が客席で弁当を食べていたから拳骨したという流れである。

今回の事件においてはそれなりに多くの同情論も聞かれる。

『客席で弁当を食べるのはあり得ない』
『拳骨一発なら暴力とは言えない』
『怪我に至ってないなら大事ではない』
など。

確かに『拳骨一発くらい』という気持ちもわからなくはないが、それを許してしまってはいけないところまで大相撲の世界は来ているのである。

しかも今回の加害者は立呼出だ。

力士で言えば横綱に相当する最高位である。

貴ノ富士の時とは状況も違えば立場も違う。

それに加え協会が『暴力決別宣言』をしているにも関わらず、手を出してしまったことが残念である。

『解雇』という処分ならばあまり納得することはできないが、最高位である以上『引退』という形が望ましいと考えている。

私自身要は『協会に残ることは許されない』という考えである。

暴力を根絶させるのはもちろんのこと、今後協会に必要なことは『注意事項をしっかり正すことができる人材育成』だろう。

結局今回の問題においても若手呼出は、客席で弁当を食べていたという注意事項に関して何も反省していないかもしれない。

暴力を振られて『自分は被害者だ』という認識にしか至っていない可能性もある。

何がいけなかったのか、しっかり認識させる必要がある。

117. 貴ノ富士の暴力問題に関して思うこと
でも記載したが『暴力=解雇』が浸透することで、暴力を減少させる可能もあると思うが、部下が『つけあがる』可能性も十分に高いのである。

それでは結局『注意する』→『言葉で言っても伝わらない』→『暴力でわからせる』という流れを根絶することが出来ないのである。

しかも『暴力でわからせる』→『被害者は反省せず暴力のことだけ口にする』という流れも今後は多くなる可能性も高い。

そもそも暴力事件の内容を振り返ったとき、角界では力士、親方間による『ホウレンソウ』が圧倒的に少ないと感じる。

結果として親方は『事後報告』しか受けていないことが多い。

そして問題が起こる度常々感じることは『八角理事長の存在意義』である。

4年前から理事長に就任し、そこから八角理事長の功績は何一つない。

良くも悪くも前理事長である北の湖のやってきたことを引き継いでいるだけだ。

八角理事長自身の改革は何もなく、発言内容は『土俵の充実化』という抽象的なものである。

そして2年前の日馬富士暴力事件から今日まで問題が起きても一切責任を取ることがない。

具体的な立案は何もない、何か問題が起きても責任を取らない。

こんなふざけた存在でなぜ4年間もトップに君臨できるのかが不思議でたまらない。

今回の問題に関しても、八角理事長が大きく動くことはないだろう。

強いてあげるならば、拓郎の引退届けを受理することくらいか。

今回の一件で具体策が練られるのか。

暴力決別宣言とは何なのか。

『暴力=解雇』
これでは何も解決しないことがわかっただろう。

本来ならば実行するのも遅すぎるくらいだ。

正直私の中では、理事長解任を率先してやって欲しいところだがそうもいかないだろう。

八角理事長の力量が試されるだろう。

余談だが、拓郎は北海道出身であり、私と同郷である。

巡業ではサインを頂いたこともあった。

ファンへの対応も素晴らしいと感じていたため、本当に残念な事件であった。