きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

98. 2019年秋場所2日目を勝手に語る

白鵬休場。

正直拍子抜けである。

昨日白鵬について記載したが、結果としてこれが『荒れる』ことに繋がるかどうか。

白鵬がもたらす影響力は計り知れないものがある。
それは出場していても休場していてもだ。

この休場がどのように左右するのか。

話を場所に移すが、今場所注目の貴景勝は碧山を降して2連勝とした。

立ち合いは変化も警戒してそれほど強く当たらず、相手を下から攻めていき、土俵際のツメもしっかりしていた。

磐石の内容と言っても過言ではない。

この2日間、攻めるところは攻めて、冷静なところは冷静に対処し、完璧なスタートを切ったと言える。

この勢いのままさらに加速して、一気に目標の10勝を果たしたいところだが、スタミナ面など心配されることも多い。

明日以降も自分の相撲を貫けるかどうか。

白鵬休場により一人横綱となった鶴竜は、昨日白鵬を破って波に乗る北勝富士を力強い内容で降した。

立ち合い当たり勝ち、突き放して相手の上体を起こし、冷静に叩き込んだ。

この2日間、決まり手だけ見れば叩き込みであるが、立ち合いはしっかり当たれているし、相手の上体をしっかり起こしているため余裕がある。

まだ2日間とはいえ、この内容を見る限りでは、優勝候補ダントツの筆頭と言える。

角番の豪栄道は苦手としている逸ノ城を破って連勝スタート。

立ち合い左前ミツ狙いで低く立ち、前ミツは引けなかったが、相手不十分の形を作って攻めきった。

この力士は余計なこと(張り差し、引き、叩き)をしなければ勝ち越しは問題ないと思う。

優勝争いを考えた場合、候補には挙げづらいが、まずは角番脱出だろう。

もう一人の角番栃ノ心はどうにもならない。

昨日同様、相四つ相手に上手を引かれ、防戦一方の展開で敗れた。

まるで引退間際の大関の相撲である。

かれこれ栃ノ心のまともな相撲は夏場所の10日目以降見ていない。

大関復帰を決めた14日目も変化だったため、もう12日連続で栃ノ心の相撲は崩壊している。

まだ2日目とはいえ、正直絶望的な内容で明るい未来も見えなさそうだが、修正することが出来るかどうか。

一方、栃ノ心の対戦相手である朝乃山は昨日に続き、左上手を引くのが早く、さらにその後の攻めも厳しさが光った。

先場所は上位総当たりの場所で負け越しという悔しい思いをした分、今場所はその鬱憤を晴らすことが出来るかどうか。

明日の注目は
貴景勝ー朝乃山』
この一番に尽きるだろう。

両者ともに重要な一番となる。

どちらが勝つにしても勝負は短いと予想している。

貴景勝としては一気に攻め切ることが出来るかどうか。

朝乃山としては廻しを引けなくても、とにかく引かず劣勢に回らないことが大切だろう。

朝乃山は『懐の深さ』も武器である。

立ち合いで当たり負けなければ、捕まえるチャンスは大いにある。

一方、貴景勝はその懐の深さに屈せず攻めきることが出来るかどうか。

若手同士の一番は今場所を占う意味でも重要な一番である。

はてさて…