きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

83. 2019年名古屋場所10日目を勝手に語る

本日で中盤戦が終了。

そして本日、安美錦が引退を表明した。

これに関しては別途記載したいと思う(追記:こちら)。

場所に話を移そう。

鶴竜は磐石な内容で逸ノ城を降して全勝キープ。

昨日記載したが、鶴竜の内容に厳しさが増しているため、鶴竜が教科書通りの内容で勝つ可能性が高いと考えていたが、ほぼそのような展開だった。

立ち合いすぐに前ミツを引くことは出来なかったが、巻きかえてその後出し投げで崩して攻めた。

ここ数日何度も記載しているが、本当に厳しさが増しており、現状は悪手を見せる気配がない。

しかし明日は『鬼門の11日目』である。

鶴竜はこれで5回目の10連勝だが、過去4回は11日目で敗れており、さらに4場所中で1場所しか優勝経験がない。

そのため鶴竜としては、一ミリも油断は出来ないだろう。

昨日黒星を喫した白鵬は、玉鷲を相手にせず連敗は逃れた。

張り差しを選択し、その一発で玉鷲が体勢を崩してしまった。

とはいえ、白鵬としては自分の型で勝利していないことが気掛かりか。

終盤戦、どのような内容を見せるだろうか。

高安が気力で勝ち越しを決めた。

右にやや動き、その後も右からの攻め中心で、最後は得意の左四つに組んで攻めきった。

高安としては最低限の勝ち越しを果たし、気分良く明日の横綱戦へ挑むことが出来るだろう。

関脇御嶽海が連敗で4敗目。

大栄翔の突っ張りが良かったことは事実だが、御嶽海としては引きが多く、調子が良いときの下からの押しが見られなかった。

この2日間『強い御嶽海』で考えたとき勿体ない取り組みだが、『弱い御嶽海』で考えたとき妙に納得してしまう。

これが御嶽海というりきしであり、15日間総合しての力量が足りないのである。

まだ両横綱との対戦は残されている。

そして二桁勝つためには、確実に横綱を1人は降さなければならない。

何とか奮闘してほしいところ。

明日の注目の割は
鶴竜琴奨菊
白鵬ー高安』
この2番である。

鶴竜としては上記の通り『鬼門の11日目』であり、その日に出足のある対戦相手である。

大関から陥落して力量の衰えは明らかだが、それでも油断できない相手であり、先場所も土俵際まで攻められている。

鶴竜としては琴奨菊に抱え込まれて、琴奨菊得意の左四つに組んでしまうことも多いが、左四つに組むにしても、まともに胸を合わせることだけは避けたいところだろう。

とにかく立ち合いに集中することが重要だろう。

白鵬ー高安だが、高安の途中休場を懸念しての対応なのか、早くも11日目に割が組まれた。

正直高安としては、これ以上肘を悪化させてほしくないところである。

弱点を晒している状態のため、白鵬としてはそこをついてくる可能性も十分にある。

高安としては、一矢報いるためには工夫が必要になってくるだろう。

そして終盤戦5日間の割も気になるところである。

今場所は上位フル出場ならば、西前頭3枚目までが上位圏内であったが、3大関の休場により、3枠空くことになった。

単純に番付順ならば東前頭5枚目の琴奨菊までということになる。

そして鶴竜は9~11日目の対戦相手が番付順となっているため、おそらく割崩しはないだろう。

問題は白鵬である。

本来ならば高安との対戦は13日目に組まれただろうが、2日も早く組まれた。

これにより13日目の枠が空くことになる。

12日目の対戦相手はおそらく琴奨菊になりそうだが、13日目に平幕好調力士を当てるのだろうか。

さすがにここで番付通り負け越しが決まっている明生ということはないと思うのだが…