きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

77. 2019年名古屋場所4日目を勝手に語る

大相撲名古屋場所も4日目終了。

各力士の状態も把握できてくる中、両横綱は磐石な内容で4連勝。

白鵬は竜電相手に立ち合い右張り差しを選択し、踏み込みの速さの違いで圧倒した。

昨日記載したが、竜電としては初日の鶴竜戦と同様、立ち合いで圧倒されるという弱点をつかれる形となった。

竜電としてもこの弱点を克服すれば、持ち味のしぶとさと相まってもっと強い力士になると思う。

まだ序盤戦も終わっていない今場所、竜電としては持ち味を存分に発揮したいところである。

鶴竜は完璧な内容で阿炎を降した。

もろ手突きを下から跳ね上げ、前に圧力をかけて圧倒した。

悪手が見られないときの鶴竜は本当に強い。

先場所も中盤戦までは好調でその後崩れてしまったため、先場所の二の舞にならないように白星を積み重ねていきたいところ。

大関陣が苦しい展開である。

本日唯一白星だった高安は、先場所の覇者 朝乃山相手に不得手の右四つながら下手出し投げでうまく転がした。

朝乃山としては得意の右四つに組んではいるのだが、高安が終始動き続けた。

朝乃山は攻めているものの、立ち合いはやや顎が上がっており、上手も取ることができず、圧力をかけることができないため、高安としても僅かに余裕が生まれる結果となった。

とはいえ朝乃山は、内容としては比較的良好と呼べるものだと思う。

上位と健闘し、同格に勝って勝ち越しまで辿り着くことが重要だろう。

高安はここ数日の中では比較的良い立ち合いだった。

何とか1敗のまま横綱を追走したいところ。

栃ノ心が泥沼の4連敗。

立ち合い左前ミツ狙いではなく、突き放していく展開となった。

廻しに拘らず攻める姿勢は良いが、上体だけで足がついていっていない。

そのため大栄翔のいなしに大きく崩れてしまった。

攻めなきゃいけないという焦り、心と身体がバラバラな状態である。

昨日も記載したが、15日間皆勤は厳しいと言わざるを得ない。

豪栄道は何をしたいのかいまいちわからない内容で北勝富士に叩き込まれた。

まぁ両者ともに良い立ち合いをしながら、その後両者ともにもたついた内容であったのだが。

離れる展開ならば北勝富士に分があったというところか。

どちらにせよ豪栄道は早くも2敗目。

優勝争いを考えた場合、かなり厳しい展開である。

左前ミツを引く自分の相撲を取ることができていないため、今場所は星だけでなく、内容的にも厳しい。

平幕では昨日まで全勝だった貴源治に土。

2日目終了時に貴源治のことを記載したが、栃煌山相手にどのような相撲を取るか注目であった。

栃煌山にもろ差しを許し、あっさり敗れる姿も想像できたが、決して引かず栃煌山を中に入れず相撲を取った。

途中、突っ張りながらも足が出ていないという雑な面も見られ、土俵際で突き落とされてしまったが、攻める姿勢に好感が持てた。

昨日までの内容、このまま攻める姿勢を見せていけば、今場所も好成績をあげる可能性は十分ある。

明日の注目は
白鵬ー遠藤』である。

正直言えば『注目』と言えば過言かもしれない。

遠藤が立ち合いで圧倒されるイメージも沸いてくる。

それでもここまで遠藤の4日間は負けた相撲も含め、立ち合い低くしっかり踏み込むことができている。

2016年九州場所に一度勝利したときは、左を差して走る内容で勝利している。

白鵬が雑な立ち合いできたらチャンスはあるが、この4日間の白鵬の内容を考えると厳しいか。

とにかく遠藤としては立ち合いに集中することだろう。

上記に挙げていないが、高安は阿炎相手に星を落とすわけにいかない。

序盤戦で横綱と2差つけられるわけにはいかない。

明日で序盤戦が終了する。
どのような展開となるだろうか。