本日、令和元年大相撲名古屋場所の番付が発表された。
余談だが、初日が7月14日からだと勘違いしていたため、本日が発表であることに驚いてしまった。
今年の名古屋場所は第一日曜日から開催するようである。
番付に目を向けると、小結に昇進した力士は『竜電』だった。
星勘定から考えても、大半の予想屋さんが朝乃山を挙げていたため、ここを的中させたことに関しては誇らしいものがある。
その他に関しては触れずにしておこう。
やはりすべてを的中させることは無理難題である。
さて本日の本題に移るが、名古屋場所まであと2週間程度であり、私個人としては第一人者 白鵬の状態が気になるところである。
平成27年秋場所に横綱として初めて休場して以降、それまで休場と無縁だった鉄人白鵬も今では『2~3場所に1場所皆勤ペース』になりつつある。
こちらでも記載したが、近年の白鵬は出場した場合『優勝 or 11勝』という印象が強い。
さらには『優勝の翌場所は休場』という印象も見受けられる。
雑誌『相撲6月号』にて『優勝横綱が翌場所全休』という記事があった。
年6場所制以降では、今回の白鵬を含め12例あるのだが、『全休の翌場所の成績』を以下に記載する。
場所 |
成績 |
備考 |
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昭和40九 昭和41初 昭和41春 |
13勝2敗(優勝) 全休 13勝2敗(優勝) |
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昭和58春 昭和58夏 昭和58名 |
15勝0敗(優勝) 全休 13勝2敗(次点) |
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平成元春 平成元夏 平成元名 |
14勝1敗(優勝) 全休 12勝3敗(優勝) |
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平成3春 平成3夏 平成3名 |
13勝2敗(優勝) 全休 9勝6敗 |
唯一の一桁勝利 |
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平成8秋 平成8九 平成9初 |
15勝0敗(優勝) 全休 13勝2敗(次点) |
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曙 |
平成12九 平成13初 平成13春 |
14勝1敗(優勝) 全休 引退 |
初場所後に引退 |
平成13夏 平成13名 平成13秋 |
13勝2敗(優勝) 全休 全休 |
朝青龍を除き、優勝後の2場所連続全休は初 |
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平成19名 平成19秋 平成19九 |
14勝1敗(優勝) 全休 全休 |
2場所出場停止 |
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平成25九 平成26初 平成26春 |
14勝1敗(優勝) 全休 12勝3敗(次点) |
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平成29名 平成29秋 平成29九 |
14勝1敗(優勝) 全休 14勝1敗(優勝) |
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平成30秋 平成30九 平成31初 |
15勝0敗(優勝) 全休 10勝4敗1休 |
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平成31春 令和元夏 |
15勝0敗 全休 |
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『優勝→全休→優勝』は12例中3例。次点も同じく3例。
『優勝争いを演じた』という点で考えれば5割という考え方ができる。
そもそも曙は引退、朝青龍は出場停止のため仕方なく、北勝海の9勝、貴乃花の2場所全休以外は、基本的に横綱として責任を果たしている成績と言える。
平成31年初場所の白鵬も初日から10連勝として優勝争いの先頭を独走しかけていた中、11日目から3連敗を喫して14日目から休場となった。
何を言いたいかというと、やはり第一人者 白鵬が出場している中で次世代の力士の活躍を見てみたいということである。
平成30年から栃ノ心、御嶽海、貴景勝、玉鷲、朝乃山と5名の初優勝力士が誕生したが、この全ての場所で白鵬は休場している。
厳密に言えば玉鷲は、白鵬に直接対決で勝利しており、13日目終了時点で玉鷲が星1つでリードしていたため自力優勝が可能な状態だったが。
しかし玉鷲には失礼な話だが、玉鷲は決して『若手』と言える年齢ではない。
もちろん遅咲きの玉鷲の活躍も喜ばしい出来事である。
しかし時代を切り開いていく力士は、若手であってほしいと願っている。
白鵬を倒してこその世代交代だ。
その一方で、壁として立ちはだかる白鵬の姿も見たい。
まだ出場するかどうかも不明だが、名古屋場所まで待ちきれない。