きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

61. 2019年夏場所9日目を勝手に語る

大相撲夏場所9日目終了。
本日より後半戦が始まった。

昨日再出場した貴景勝が本日再休場となった。

結果だけを見れば『なぜ出場してきたのか?』と批判の対象になるものだと思う。

4日目に負傷し、ファンの間では『無理しないでほしい』『休場するべきだ』という意見が大半であり、5日目から休場を表明しても批判の声は聞かれなかった。

それを自ら潰す形を取ってしまったというのが頂けない点である。

とにもかくにも早く怪我を治してほしいところである。

しっかり治療して万全な状態ならば、来場所の角番は問題ないだろう。

そして本日注目していた『貴景勝栃ノ心』は栃ノ心の不戦勝となり、1敗を守るとともに勝ち越しを決めた。

今場所の栃ノ心は勝ち越しではなく二桁が目標だが、とりあえずは区切りの勝ち越しでホッとするだろう。

どんな形であれ、白星が最大の薬であることに間違いないと思うが、あくまで土俵上では『何も出来ずに敗れたあと相撲を取っていない』ことになる。

鶴竜は昨日の敗戦を引きずることなく、良い内容で勝ち越しを果たした。

現状栃ノ心は、取り組みにおいてリセットすることは出来ていない。
そういった心情はどうだろうか。

明日の対戦相手は『御嶽海』であり、7日目までの相撲内容ならば苦戦しない相手だと思うが、8日目の黒星、そして御嶽海自身も比較的良い内容でここまできているため、どう転ぶかはわからない。

本日の不戦勝がどのような影響を及ぼすだろうか。

平幕では好調の『朝乃山ー竜電』の割が組まれたが、両者好調なだけあって、短い時間ではあったが見ごたえのある一番だった。

本日は朝乃山の気迫を感じた。
立ち合い頭で当たり、廻しに拘らず攻め立てた。

並の力士なら朝乃山が叩いた時点で勝負ありだと思うが、竜電も足腰良くこれを残した。

それでも朝乃山は休まず攻め続けた結果、白星へと結び付けた。

朝乃山はこれで勝ち越しを決め、優勝争いでもトップタイだが、近年の割の傾向からすると上位戦が全く組まれることなく終わる可能性もある。

私としては『インチキ優勝』を見たくはないため、最悪栃ノ心戦だけは割に入れてほしいところである。

明日の注目は
鶴竜ー阿炎』
栃ノ心ー御嶽海』
この2番である。

単純に優勝争いを引っ張っていくであろう両力士に注目しているのだが、栃ノ心は上記の通り、不戦勝がどのような影響を及ぼすのか注目である。

鶴竜は阿炎の長いリーチの突っ張りに対し、ムキにならないことだろう。

前回の対戦では敗れているため、悪手を見せないことが絶対条件だろう。

阿炎は本日の豪栄道戦で肩に力が入り過ぎて、上体だけで行ってしまい、引きにあっさり落ちた。

本日の反省を踏まえ、肩の力を抜いて攻めてくる可能性も高い。

また前回勝利しているという点で良い印象を持たれている可能性も高い。

鶴竜としては、如何に自分の相撲を取ることが出来るかどうか。

明日で中盤戦も終了である。
優勝争いはどのような展開で終盤戦へと突入するだろうか。