貴景勝休場。
昨日の時点では、どの程度の怪我なのか観戦者側としては認識できないものがあった。
私個人としては少しでも支障を来すならば早めの決断をしてほしいと考えていた。
休場に対して何一つ不服はない。
問題は協会だ。
昇進したばかりの力士が怪我をする。
そして怪我をした力士に対しての解決案、具体案はない。
16. 協会よ。いい加減に考えるときだ。
でも記載したが、せっかく誕生した期待の新大関がこのような事態に陥った今、真剣に向き合わなければならない。
本来ならば今でも遅すぎる。
まぁ愚痴はここまでにして、場所に目を向けよう。
本日で序盤戦が終了した。
昨日も記載したが、ここ数場所苦杯をなめている相手であり、大関復帰のためには負けられない相手である。
今場所の調子ならば、立ち合いしっかり踏み込み、圧力をかけて組止めることも可能だと考えていたが、正にその通りとなった。
踏み込み良く、前ミツではなかったが、上手が早かった。
そしてその上手を絶対に離さないという強い意思を感じた。
今場所の栃ノ心は本当に良い。
優勝&大関昇進を決めた時とは異なる『荒々しさが少し控えめ』の強さを見せている。
しかしその中にも『攻めの気持ち』は全面に出ている。
これで序盤戦無傷だが、栃ノ心は『とある記録』を達成した。
これに関しては後に記載したいと思う。
一人横綱の全勝鶴竜は、お得意様相手に下から圧力をかけて圧倒した。
序盤戦は悪手を見せる気配もなければ、廻しを狙う気配もない。
元々『組んでよし離れてよし』の力士だが、どこか器用貧乏であった。
今場所はとにかく押し切るという強い意思を感じる。
このまま悪手が顔を覗かせることなく突っ走れるか。
高安は千代大龍に当たり負け、内容は完敗だが、何とか体を開いた。
今場所の内容を見る限り、優勝争いを演じるのは厳しいだろうが、まずは白星を積み重ねることが重要だろう。
豪栄道は悪い部分を全てさらけ出した一番だった。
先場所敗れた相手に安易な張り差し。
それが失敗に終わり、悪手の『引き』が出る。
何度も記載するが、何も考えず左前ミツに徹してもらいたいものだ。
明日の注目の取り組みは
『鶴竜ー大栄翔』
この一番である。
先場所から着実に力を付けている大栄翔。
先場所も鶴竜相手に引かせる相撲を取った。
十分勝機はあるが今場所の鶴竜は、悪手が顔を覗かせる気配はない。
その鶴竜相手に引かせることが出来るかどうか注目である。