きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

53. 2019年夏場所2日目を勝手に語る

横綱大関安泰。

まず1人横綱鶴竜だが、完璧の一言である。

北勝富士相手に突っ張り合いにでもなれば、悪手が顔を覗かせる可能性もあったが、立ち合いの踏み込み、圧力全てが完璧だった。

初日に苦手を降し、2日目もしぶとい相手だったが難なく対処し、最高のスタートを切ったと言える。

明日の相手は琴奨菊である。
この2日間の立ち合いをすれば問題ないだろうが、立ち合い負けして左四つの形を許す展開になれば苦戦を強いるだろう。

明日もこの立ち合いを見せることが出来るかどうか。

豪栄道は一回り大きい碧山相手に胸を合わされたが、右四つに組んだ時点で一安心だろう。

呼び込むような投げになってしまったが冷静に対処した。

合い口の問題もあるだろうが、余計なことをせず、左前ミツに徹することが一番だろう。

昨日敗れた高安は、本日も腰高で不安定だが、昨日より攻める気持ちは見られた。

本日の遠藤戦は相手がパワー不足のため、前捌きの巧さに注意すれば比較的やりやすい相手だろうが、明日の御嶽海戦は要注意である。

腰高は修正不可能だろうが、食い付かれた時如何に我慢できるかどうか。

今場所注目の新大関 貴景勝琴奨菊に相撲を取らせずうまく対処した。

正直私は本日貴景勝が敗れる可能性を危惧していた。

琴奨菊は右から抱え込んで一気に攻め込むため、小さい相手にはかなりの強さを見せている。

それは大関陥落以降も随所に見せている。

ハズ押しで攻めてくる相手にも、右から抱え込んで左四つに組む巧さを持っている。

その展開で墓穴を掘り、もろ差しを許す展開も多いが、貴景勝はもろ差しから相撲を取るタイプではないため、仮にもろ差しを許しても極めて攻めてくるため、貴景勝としてはやりにくい相手だと考えていた。

そして本日の取り組み。
貴景勝は左ハズ押しで攻め込み、琴奨菊が狙い通り右から抱え込もうとした瞬間、貴景勝がうまくいなして形を作った。

本来の押し相撲とは異なる独特な間合いに加え、瞬時の反応がその他大勢の押し相撲力士と比較して優れているため、大関昇進にまで至ったのだろう。

本日の貴景勝の反応の早さは圧巻だった。

もう一人の注目力士栃ノ心大関復帰に向け、最高の内容であった。

立ち合い踏み込む→廻しが取れなくても下から圧力をかける→右四つに組むといった理想的な流れである。

このまま平幕相手には星を落とさず、上位戦に挑みたいところだろう。

明日の注目は
鶴竜琴奨菊
貴景勝北勝富士
この2番である。

上記の通り、鶴竜としては油断ならない相手である。
とにかく立ち合いに集中しなければならない。

貴景勝は比較的合い口の良い相手だが、今場所初となる同じ『押し相撲』相手である。

ここでも自分の相撲を取りきることが出来るかどうか。

明日以降も注目である。