きょうへいくんの大相撲日記

幼少期より大相撲を愛し、勝手に語ります。

52. 2019年夏場所初日を勝手に語る

令和初の本場所が初日を迎えた。

私が場所前注目していた『貴景勝』『栃ノ心』はどちらも完勝であった。

まず新大関 貴景勝だが、大関の重圧は全く感じさせず、先場所までと同様に自分の相撲を取りきった。

相手の遠藤は回り込む巧さを持っている力士であるが、馬力で圧倒する内容だった。

今場所関脇へ陥落している栃ノ心は、千代大龍の当たりをしっかり受け止め、雑なこともせず磐石な内容だった。

目標の10勝まで先は長いが、楽して勝つ気持ちを捨てて、立ち合いしっかり踏み込んでいくことが重要だろう。

まずは良いスタートを切ったと言える。

下馬評では優勝候補筆頭に挙げられている一人横綱鶴竜は、苦手 御嶽海に相撲を取らせず圧倒した。

鶴竜に勝つために対戦相手としては『如何にして鶴竜に引かせるか』を意識して相撲を取ると思うが、本日の鶴竜は立ち合い踏み込んで廻しにも拘らず、一気に攻めていった。

御嶽海としても面を食らったという所だろう。

初日に苦手を降して気分は良好だろうが、明日以降も悪手を見せないように攻めていきたいところである。

2大関は明暗が分かれた。

豪栄道は速攻で完勝したが、先場所から何度も指摘しているように『張り差し』が気になるところである。

まだ初日のため、まずは白星を積み重ねることが重要だろうが、この先どうなるか。

高安はまるで相撲になっていない。

場所前から良い情報を耳にしておらず、仕切りから見ていても覇気がなく、身体の張りもあまり感じられない。

相撲内容も立ち合い全く踏み込めず、腰高で良いところがひとつもなかった。

まだ初日と言えばそれまでだが、正直このような相撲が続くならば出場意義を問われると思う。
それだけ酷い内容である。

高安を除き、上位陣は圧倒した内容で初日を締め括った。

今場所も上位陣が活躍する場所となるのか。
それとも関脇以下が奮闘するのか。

はてさて。